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Leicaに恋して。〜初恋の季節を過ぎて〜

割引あり

あれはもう2年以上前のこと。
Leica Q2を手に入れた瞬間から、私の中で何かが変わった。

手に取るたびに、ファインダーを覗くたびに、シャッターを切るたびに、胸が踊り、心が弾む。

購入するまではさんざん悩むのに、購入したあとはいっさい後悔がない、不思議なカメラ。
それがLeicaだった。

そう、私は、完全にLeicaと恋に落ちていたのだ。

そうして高まるテンションは、いつしかユーザー同士で集まってグループ展を開くという形で結実することになる。

その展示のタイトルは、「Leicaに恋して」。
元々YouTubeのカメラジャンルで私が使用していたタイトルだったが、出展メンバーからのリクエストもあり、そのまま展示会のタイトルに流用した。

ポスターにはこう記した。

Leicaに恋して。

Leicaとは3度恋に落ちる。
カメラを見つけたときと、買ったとき。
そして、最初のシャッターを押すその瞬間。
いつだって、ぼくらはLeicaの虜なんだ。

テキスト by Andy

展示会タイトルというよりもキャッチコピーに近いこの文言は、Leicaユーザーのみなさんの心にも響いたようで、当日は予想以上に多くの人が会場に足を運んでくれた。

Leicaに恋して、広がる出会い

「Leicaに恋して」というタイトルを掲げたことがきっかけで、多くの人と出会うことができた。
Professional Photographer の南雲暁彦さんと出会い、写真を教わったのもLeicaがきっかけだったし、街を歩いていて「YouTubeを見ました」と声をかけていただいたことも一度や二度ではない。

また、展示会当日には写真家・カメラマンの野村誠一さんにもご訪問いただき、「Leicaに恋して」というタイトルについては本当に何度も褒めていただいた。
その後も気にかけていただき、何度もご連絡をいただいたり、お食事をごちそうになったり、野村誠一さんの写真展にご招待いただくなど、Leicaを通じて交流させていただくきっかけとなった。

まぁ、褒められたのが写真ではなく、タイトルなのが少し残念ではあるけど、そのあたりはまだまだ精進していくべきところ。笑
そして、野村さんだけでなく、多くの方から「Leicaに恋して」というコピーについて、そうした言葉をいただいたことは、言葉を使う仕事としている私にとっては、とても嬉しいことだった。

初めての展示会は成功を収め、その後、この「Leicaに恋して」はコミュニティの名前としても定着していった。
Leicaを愛する人々が集まり、情報交換やテーマ展示をすることで知識やスキルを磨き合う場となったのだ。
特にフォトウォークでは、多くの写真仲間と出会うことができ、いまでもそのご縁が続いているカメラ友達も少なからずいる。
本当にありがたいことだ。

コミュニティの成長、そして解散へ

やがて時は流れ、昨年の秋に「Leicaに恋して」コミュニティは解散することになった。

活動期間はちょうど一年。

様々な展示を行い、いろんなことに挑戦し、多くのことを学び、そしてたくさんの楽しい経験を得ることができた。
参加メンバーとともに、コミュニティを通して一緒に成長し、Leicaとそして写真を通じて様々な思い出を作り上げることができたと思っている。

一方で、参加人数が増えるに従って自由が効かないことが増えてきたのも事実だった。
運営という立場上、気軽に写真を撮りに行くにも、飲みに行くにも、展示会へ出かけるにも、特定の人にだけ声をかけて活動することは難しい。

さらに本業の方の忙しさも相まって、思うようにイベント開催もできず、開催しても自分自身が参加できない、などの特異な状況も生まれ始めていた。
参加メンバーにも申し訳ない想いがつのり、このまま活動を継続することは難しいと判断したのがその夏の終わりだった。

思い返せば、それは初恋のようなものだった。

Leicaに対する初恋は燃え上がり、一年の間に多くの人々と出会い、そして成長し、解散という形で終わりを迎えた。
熱狂的で、情熱的で、でも刹那的な、ひたすらに駆け抜けた一年間だった。

恋の終わりと始まり

失恋を癒やすのは次の新しい恋。
とは誰の言葉だったのだろうか。

コミュニティが解散した後も写真活動は細々と継続していた。
とは言っても、やっていたことと言えばYouTubeの定期的な更新とnoteに思ったことを投下するくらいで、あとはひたすらに写真を撮り歩いていた感じ。

最初は一人だった。

東京、横浜、京都、大阪、福岡と仕事で飛び回るのに合わせて、いろんな街をカメラに収めた。
その後、Instagramを介して連絡を取り合っていたLeica仲間に声をかけてもらい、時間や場所が合うタイミングで少人数のフォトウォークを始めた。

最初は東京で。

最小は2人、多くても4名くらいの少人数フォトウォークは、小回りが効いて会話もしやすく、得るものが多い。

4人で銀座から丸の内を撮り歩いた時は笑いが絶えず、撮ってもらった写真にはびっくりするくらい楽しそうに笑う自分が写っていた。

私にはこのスタイルがとても合うようだった。

そして、この新たな試みは、より深い写真表現を目指すためのステップになりそうな予感を秘めていた。

東京に続いて大阪でも少人数フォトウォークを開催した。

始まりは2人で。
続いてもう1人が加わった。

ちょうどこのタイミングで、実家に置いてあったフィルムカメラを手にしたことで、実は自分自身の写真への向き合い方が少しずつ変化しているのを感じていた。

その矢先に、大阪で一緒に撮り歩いた2人がどちらもフィルムカメラを手にしているという偶然が重なった。

いや、偶然ではなく、それを人は必然と呼ぶのか。

フィルムカメラユーザーの2人

最近はこのメンバーで京都・大阪・滋賀を中心に月一程度で写真活動を行うようになっている。

フィルムカメラや現像技術、そして自分らしい写真表現に向かって歩み始めた私の心は、また新たな恋の予感を感じているのだ。

新しい季節へ

Leicaへの初恋は終わったけれど、それは次の恋へと続く新しい始まりの合図でもあったようだ。

写真を撮ること、それは私にとって変わることのない永遠の愛だ。
初恋は特別なものだったけれど、その恋が終わっても、写真を撮ること、Leicaを使うことが終わるわけではない。

新しい仲間との出会い、そして新しい写真表現の追求。
次の恋がどんな形になるのか、今からワクワクしている。

写真を通じて、また新たな物語を紡いでいこう。

季節を跨いで、また桜の花が咲くように、
新しいLeicaへの恋はすでに、始まっているのだから。

Canon New Eos kissで撮影


ライカ沼の入口、Q2購入

【先行情報公開】

さて、実は私のYouTubeの更新、1〜2ヶ月前に撮影したものを投稿しておりまして、その間にもどんどんと新しい活動をやっております。

そのあたりに興味があるかどうかはわかりませんが、みたい人、知りたい人だけが先行して情報を得られる「現在進行形情報」を以下、有料にはなりますが展開してみようと思います。

ちなみに、1000文字の情報を追加するたびに100円ずつ値上げする仕組みを試してみようと思っているので、たぶん、お早めの購入がお得になると思います。

さて、まず最初の最新情報トピックは…

新しいカメラを買いました

まだYouTubeで出していない、知る人ぞ知る最新ネタとしては、新しいカメラの購入です。

しかもフィルム。

実家に置いてあったフィルムカメラを試しに使ってみたという動画はすでに公開済みですし、noteでもそのあたりのことは書いてます。

そこから何がどうなって、結局何を購入したのか?

その辺りを順番に解説していこうと思います。

(ちなみに、この購入動画が公開されるのは6月末くらいの予定です。)

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