【高校球児に学ぶこと】〜米子松蔭高校と境高校が起こしたキセキ〜
おはようございます!
高校時代の夢は、ROOKIESの川藤先生のような国語教師になる事でした星野です。
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▼甲子園予選話題のニュース
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梅雨が明け暑い季節の到来ですね。
夏の風物詩・高校野球も各地で甲子園予選の真っ只中です。
そんな高校野球で今週大きな話題になる出来事がありました。
「米子松蔭高校、不戦敗取り消し」
学校関係者にCOVID-19感染者が出たことによる不戦敗が一転、取り消されたというニュースです。
米子松蔭高校は、春季大会を優勝するなど、鳥取県予選の第1シード校として甲子園出自が期待されていた高校でした。
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▼不戦敗決定の経緯
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事の経緯を簡単にお伝えしますと、
17日(土)に予定されていた1回戦の前日深夜に、米子松蔭の学校関係者1名に感染が発覚。
翌朝、野球部員は検査キットで全員陰性を確認。
野球部員や野球部関係者に濃厚接触者も居なかったらしいのですが、
試合当日という事もあり保健所として安全性調査の時間も取れないということで、
部員としては無念の不戦敗が決定しました。
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▼不戦敗取り消しの経緯
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そんな状況に対し、米子松蔭の主将・西村選手がSNSでツイート。
「僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。
部員から陽性者は出ていません。
校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。
試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。
何とか出場する道を模索していただけませんか?」
この投稿がSNS上で大きな話題になり、
多くの著名人が連盟の決定に疑問と怒りの声を上げました。
米子市長もこの投稿に反応。
「わかりました。試合が再調整されるよう、名方面に働きかけます」
#吉本闇営業騒動の松本動きますを彷彿とさせる発言
各方面でムーブメントが起こった結果、
19日(月)に不戦敗の取り消しが決まりました。
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▼米子松蔭高校と境高校から学ぶこと
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自ら主体的に動いて、
機会を自分から生み出すこと。
いくつになっても、どこの世界でも大切なことですね。
米子松蔭高校の西村主将が不戦敗にうなだれて不貞腐れていたらこの結果はなかったかもしれません。
"やれる方法"を最後まで模索し行動した結果掴んだ機会だと思います。
また、対戦相手校の境高校にも大エールを贈りたい。
一度決定した不戦敗を取り下げるにあたり、
対戦相手の境高校も理解を示し承諾。
スパッと試合に向けて気持ちを切り替えたようです。
境高校の選手は自分達の不戦勝が決まった時もそもそも喜ばなかったらしい。
シーンとしてうつむいていたとか。
優勝候補のシード校と対戦せず勝ち上がれるのだから喜んでもおかしくない状況ですが、
自分達の立場に置き換えた感情でいたそうです。
運営側の対応に課題は残しつつも、
本件が美談で着地したのは境高校の対応があってこそ。
主体的に行動して機会を自ら創れる人。
自分達だけでなく他者の気持ちも慮れる人。
外的要因に左右されず自己のやるべき事に向けモチベーションコントロールできる人。
どれも素晴らしい。
#はたらく朝から楽しもう 286
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