アンタの好きに生きたらイイじゃん?
綺麗な海を見ながら、プール際のベンチに寝転がる。
グラサンに水着にサラサラの白い上着を羽織って、
左手にはトロピカルなカクテル、右手で大好きな仲間と電話している。
今日も夕陽が、なんとも言えない輝きで、海の宝石に光を当てる。
宝石の一つ一つが反射して眩しく、そして愛おしい。
そんな時、後ろから現れる、世界で一番愛すべき彼。
この世界の全てが私のモノだと思うほどの欲は、ない。
ただ、私の周りにいる人が、それぞれの「愛すべき自分の人生」を歩めるように・・・と思ってしまう。
笑顔でいて欲しい。
世界が愛で溢れて欲しい。
心を豊かにして欲しい。
そして、輝くアナタが次の誰かを救って欲しい。
必死にもがき苦しんでいる若者を救って欲しい。
自分で救えないと思うのなら、私に教えて欲しい。何かできることがあるかも知れないから。
そんな気持ちで、沈み行く夕陽を見つめる。
私は、少しだけ、誰かの役に立てている。
その想いから、ちょっと笑みが溢れる。
「そろそろ涼しくなるから、部屋に戻る?」
「うん。ありがとう。」
2人は微笑み合い、部屋に戻る。
毎日5時に、日の出とともに、愛しい1日が始まる。
体に優しく、美味しい水を飲み、
着るだけでシャキッと目覚めるような身体にぴったりのスポーツウェアとスポーツシューズを履いて、外に出かける。
今日聴きたい音楽を聴きながら、海が見える眺めの良い公園まで全力で走る。
到着した後、呼吸を整えてすぐに、ストレッチを始める。
体がスッキリしたら、あとは曲に合わせながら全力でダンスする。
一通り踊り切った帰り道は、蒼く澄み切った空、愛し合うカップルでの散歩に愛しさを感じながら、幸せな気持ちでスターバックスに入る。
「my usual, please」
出てきたコールドブリューコーヒーを手に持って、店を出る。
飲みながら帰る道は、今日の”生きるエネルギー”を感じさせてくれるスペシャルな時間だ。
ホテルに戻ってすぐシャワーを浴び、朝の支度を済ませる。
これが私の朝のルーティーン。
朝7時。仕事を始める。
まずはざっと調べ物から。
日々付けている愛用のノートとペンを出し、最近新調したmacを開き、zone(集中領域)に入る。
終わると次の仕事、それが終わると次へ。
3時間が経った頃、満面の笑みと共に朝1番の仕事を終える。
次は、ミーティングが3件。
どれも私は最終決定のみなので、ミーティングの最後に秘書にまとめてもらったものをもらい、指示を出す。
社員は皆、目を輝かせて私の指示に耳を傾け、少しばかりの熱気を帯びた状態で業務に取り掛かってくれる。
もしかしたらこれは、普通のことではないかも知れない。
コツがあるとしたら、「信頼」だ。
私は、社員達一人一人を愛し、信じて、仕事を任せている。
失敗なんて、いくらでもすれば良い。
しかし、誠実さだけは忘れるな。
それだけでここまでやってきたが、シンプルなのが良いのか売上は、毎月、前月の200%売上を達成している。
ベンチャー企業の代表ではあるが、常に社員と同じ目線に立ちたいと願い、コミュニケーションは欠かさない。
そのせいか、slackの通知は放っておけば100件以上になる。
しかし、私が業務でやることは最終決定のみ。
あとは社員達で全て片付けてくれる。
その分、私は社員の悩みや相談とのやりとりに力を注ぐ。
そうやって、風通しの良い会社を今もこれからも続けて行きたい。
昼13時。少し早めのアフターヌーンティータイム。
隣との席が3Mは離れている眺めと空気の良いレストランで、1万円ほどのコース料理を楽しむ。
同席するのは、取引先か、メンターか、世界で10人いる仲間の誰か。
あっと驚かせるようなオードブルから始まり、デザートまで夢の世界に連れ込まれたような時間は、何とも言えない感情に包まれる。
同席者との話はしっかり実を結び、笑顔溢れる別れ際。
「本日は、貴重な時間をありがとう。」
そう伝え合ってから、私は帰路に立つ。
17時。ホテルに戻って仕事を片付けた私は、夜のパーティーが始まる前にプールに行き、夕陽を眺めながら毎日の日記をつける。
愛しい時間を経て、自分の中から出てきた言葉を一つ一つ丁寧に書き出し、今日のことを忘れまいと記憶に刻む。
18時。彼と共に、パーティーへと向かう。
その後は、、、あなたのご想像にお任せしよう。
これが、本当の姿。
そんな私の裏の顔を知るのは、この記事を読んだあなただけで良い。
こんな人もいるんだってことを、知ってくれるだけで良い。
それだけで私は、救われるから。