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【心理師が解説】空気を読むのが苦手な6つの理由

  • 静かにしていないといけない場面で大笑いしてしまって恥ずかしくて、、。

  • 怒られているのに、ニコニコしているけど、本当に通じてる!?

  • 知らない人に“太っているね”“あの人のお化粧変だよ”と指をさして言ってしまう

そのたびにお子さんに注意したり、怒った顔をしたり、「ダメ」「いけない」等と叱ってもまたやってしまって、どうしたらいいのか分からず困ってしまう事はないですか?💡

実はお子さんの中には、その場その場の空気や相手の表情を読み取る事が苦手な子がいます😵‍💫😵‍💫

私たちは、
①相手の表情
②声の調子
③身振り手振り

等から相手の気持ちを想像したり、読み取ったりして、その場に合わせて行動しています💡

ですが、空気を読むのが苦手だと、悪気なく相手の気持ちや、その場の状況に関係なく行動した事で、怒られたり、嫌われたりしてしまう事もあります😨

そこで本記事では、結果として空気が読めないと思われてしまう6つの原因についてご紹介します。

🌟簡単な自己紹介🌟
🍀臨床心理士・公認心理師の朝日です。
🍀子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています。
🍀子育て支援&発達障害支援を10年間、毎年1500件以上対応してます。
🍀現役で医療機関&療育施設で働いています。
🍀2人の子(自閉&ADHD)の親でもあります
🍀専門家の視点から、少しでもお役に立てる&子育てが楽になる情報の発信を心がけています。


空気が読めない6つの原因

空気が読めないと思われてしまうお子さんには、6つの苦手さがあります。

  1. 自然に決まっているルール(暗黙の了解)を察するのが苦手💧

  2. 雰囲気を感じ取るのが苦手💧

  3. 表情読むのが苦手💧

  4. あいまいな表現が苦手💧

  5. 言葉のまま受け取りやすい💧

  6. 柔軟に対応するのが苦手💧

それぞれの苦手さについて詳しく解説していきますね😊✨

①自然に決まっているルール(暗黙の了解)を察するのが苦手

いわゆる暗黙の了解を察するのが苦手です。
暗黙の了解の辞典・辞書的な意味は以下のとおりです💡

『口に出して明言しないものの、当事者間の理解や納得が得られているさま。言葉にしなくても皆が了承しているさま。』(Weblio辞書より引用)。

つまり、口に出さなくても、みんなが分かっているその場での「常識」の事ですね💡

身近な例

  • 誰かが話している時は、しゃべらない😵‍💫

  • スーパーのお惣菜を勝手に食べない😵‍💫

  • 友だちのオモチャを勝手に持って帰らない😵‍💫

  • 話を聞く時に相手の目を見る😵‍💫etc..

他にも年齢や生活環境によって、日常生活では沢山の暗黙の了解に満ちています😥

私たちは、「相手の領域」「自分の領域」であったり、「騒いでも良い場所」と「静かにする場所」等を区別しながら生活しています。

ですが、このような場所と場所の区切りは境界線になっているわけではありません。

目には見えないですし、当たり前のことだと思われて、口にも出されない事が多いです💡

空気を読むのが難しいお子さんは、目にも見えず、絵にしにくい事を察するのが苦手です。

さらには教えてもらえないので、悪気なく、思った事をやってしまうんです💦

②その場の雰囲気を察するのが苦手

みんなの前で先生が話していたら、今は先生が話しているし、みんなが真剣にしているから静かにしようとします。

ですが、空気を読むのが難しいと、その場の雰囲気を感じ取るのが苦手です。

自分の気持ちを優先してしまいやすいからです💡

なので、先生が話している途中であっても、思った事があったら口にしてしまいやすいんです🍀

③表情を読むのが苦手

それはダメだよと言わなくても、お父さん・お母さんがお子さんの名前を呼んで、怒った表情をしたら、「いけないんだ」と察したり、自分のやりたいことを訴えても大人が反応しないければ、「今はやっちゃいけないんだ」と察したりすることがあります。

ですが、空気を読むのが難しいと、相手の表情や態度から、相手の気持ちや伝えたいメッセージをくみ取る事が苦手です💦

なので、怒った顔をしても、「お腹でも痛いのかな?」、反応しなくても「スマホ観てるから聞こえないのかもっと大きな声で言おう」等と、ずれた解釈をしやすいです💡

または、そもそも、そのように、表情や態度でメッセージを伝えていることさえ気づいていない可能性もあります😨😨😨

④あいまいな表現が苦手

「しっかりして」「ちゃんとやって」「適当にしといて」等のあいまいな表現も、絵にしにくく具体的ではありません。

なので、お子さんからしたらどうしたらよいのか分からず、自分の中のしっかりした行動になるので、周りとずれてしまって、空気が読めないと思われる場合があります。

⑤言葉の通りに受け取る

「やる気がないなら帰れ」「好きにしていいよ」「馬鹿だなあ」等の言葉もその通りに受け取ってしまいます💡

なので、そのまま帰ってしまったり、好きに遊び初めてしまったり、相手の冗談も本気にして怒ってしまう等の行動をとってしまい、空気が読めないと思われる場合があります。

⑥柔軟に対応するのが苦手

その場の状況に応じて、自分の行動や態度、会話の内容を柔軟に対応するのが苦手です💦

  • 初対面の人に友だちと話しているようにフランクに話す

  • お父さん・お母さんと同じように知らない人に自分の要求を訴える

  • 急に馴れ馴れしい態度になる

  • 自分の事をどんどん教えてしまう

状況に合わせて態度を変えられないので、空気を読むのが苦手な子と思われる場合があります💡

まとめ

いかがでしたでしょうか。

その場にふさわしい行動って大人でも難しいですよね。

特に日本人は暗黙の了解が多く、「勤務開始の20分前には出勤する」「上司が来る前にお茶を入れておく」等、社会人になってからも空気を読まなければいけない場面が多くあります。

空気が読めるようになっていく事で、周りから認められて、それがお子さんの自信になり、「やった」「できた」という成功体験につながっていきます。

次回は空気が読めないお子さんが空気を読めるようになる6つの関わりについて解説していきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます🌟

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