子どもが寝ている間に家事をすることをやめた
おはようございます。りんです。
私は0歳6か月で息子を保育園に預け始め、(産休前からもともと0歳入園を希望していたのですが)逃げるように職場復帰しました。
当時の私にとって育休期間は楽しめるものではありませんでした。
24時間お世話を必要とするか弱い赤ちゃんを守るという重圧のほうが強く、息子を「かわいい」と思える余裕も消え去っていました。
0歳6か月から保育園にお世話になったのは、結果としてとてもよかったです。離乳食なども保育園と相談しながら進めることができますし、毎日プロの保育士さんが日中見てくださることは非常に安心感につながりました。
さて、話は戻り、なぜ私は息子のお世話をする中で「かわいい」と感じる余裕がなかったのかを振り返ります。それはシンプルに自分が休む時間が皆無だったからです。
そこにつながるのが、家事をする時間の問題でした。
退院した翌日から
夫育休なし・里帰りなし・実義両親手伝いなし・シッターさんなしのフルワンオペ生活がスタートしました。
夫も日中は家にいないため、その間当然のように食事の準備や洗濯などすべて私がしていました。
3時間おきの授乳、おむつ替えなどをこなしながらその合間に家事をします。
私はこれまで赤ちゃんや小さい子と接する機会がほとんどなく、息子が泣いていると落ち着かずにすぐにかけつけていました。
赤ちゃんが泣くということに慣れていなかったのです。
「お腹すいてる?おむつ替えたほうがいい?なんで泣いてるの…?」
とにかく泣き止ませることに必死です。
やっと息子が泣き止み、すやすやと寝始めると、
私は「いつ起きるのか」とひやひやしながら家事に取り掛かっていました。
息子が起きている間はすべて息子のために時間を使い、息子が寝ているときは家事に時間を使っていました。
そうなると、もう自分が休む時間は全くなく、どんどん私は弱っていったのです。
そんな生活が辛く、藁をもつかむ思いで近くの子育て支援センターへ電話をかけました。息子が1か月後半の時だったと思います。予約が取れ、支援センターに足を踏み入れました。
保健師さんは
「辛いよね…お母さん寝てる?赤ちゃんと一緒に寝てね」
と言ってくださるのですが、当時の私はその意味が全然わからなかったのです。
「でも、私が寝ていたら誰が家事するの…?」
「みんなどうやって家事こなしてるの…?」
当時の私は保健師さんの言葉を素直に受け取る余裕もなく、ただただ疑問が浮かんでくるばかりでした。
しかし、次第にこのスタイルではまったく自分が使い物にならないことを実感するようになりました。
「どうにかしないと!」
ということで、保健師さんが言ってくださったように、息子が寝ている時間は自分も休み、息子が起きているときに家事をしてみるということにチャレンジしてみたのです。
しかし、息子を泣かせたまま何かをするのは自分が耐えられなかったので、抱っこかおんぶをしたまま家事をすることに。
そのため、首がすわった3~4か月ごろからおんぶの練習を開始。
エルゴの抱っこひもを使っていたのですが、抱っこだけでなくおんぶもできるものだったので、支援センターでスタッフさんや他のママさんからのサポートも受けつつ一人でおんぶする技を習得。
おんぶを習得し、料理・洗濯・掃除は息子が泣いている時間にすることにしました。
息子が寝ているときは、自分も一緒に寝て体力を温存することに専念しました。
すると、やはり「寝られた感じ」「休めた感じ」がとてもするのです。
そのことにやっと気づいたのは息子が0歳5か月の頃でした。
自分にとっては、正直に言うと辛い時間の多かった育休期間でしたが、
このことに気づけたことは大きな収穫だったと思います。
息子が2歳になった今も、この考えはとても活きています。
息子が昼寝をしている時間は私も徹底的に休みます。
起きている時間は一緒に遊んだり、遊びながら息子に家事を手伝ってもらったりしています。
洗濯物を干すときには、息子がかごから洗濯物をとって渡してくれたり、掃除をするときは、クイックルワイパー(危険のないような長さに調整&タオルなどで先端保護)をかけてくれます。
2歳の息子もとっても戦力になってくれています。
今後も、家族や自分のために、自分が休める時間を大切にしていきたいと思います。