朝ごはんを摂ったほうが痩せる？

一日三食、きちんと食べましょう！
朝食を摂らないと、頭がはたらきません。
朝食を抜くと、かえって太ります。

などという言葉はよく耳にするのではないでしょうか？

ある調査では全体の約12%の人が朝食を摂っていないというデータがでていて、朝食の欠食が問題視されています。

でも、

朝は食欲がなくて…
時間がないから…
準備がめんどうで…

などといった方もいらっしゃると思います。

半面、一日一食の方もいます。

有名なところではビートたけしさん、Gacktさん、タモリさん、西川貴教さんなど。タモリについては、「笑っていいとも！」の収録を一度も休んだことがないことでも有名ですよね。驚くことに、体操の内村航平さんやボクシングの辰吉丈一郎さんなど、スポーツ選手でも一日一食を実践されています。

さて、いったいどちらがいいのでしょうか？

朝食を摂るメリット

朝食を摂ることで、次のようなメリットがあります。

①体内時計がリセットされる
人間の体内時計は25時間であると言われています。この1時間のズレが重なることが不調の原因であると言われています。朝食を摂ることでこれを毎日リセットします。

②セロトニン分泌
別名「幸せホルモン」といわれるセロトニンは、腸で分泌されます。朝食でこのセロトニンの原料となる「トリプトファン」を摂ることでセロトニンを増やすことができる。夜にはこれが「メラトニン」に変わり、睡眠の質を上げることができす。

③腸の動きが活発になる
内臓が働くことで消費カロリーが増えます。また、腸の動きが活発になることで便秘の解消にもなります。

④脳が活性化する
朝ごはんを食べることで脳にもエネルギーが届くため、頭がさえて集中力がアップする。

こんなにたくさんのメリットがあるのですね。では朝食を摂らないメリットとはなんでしょうか？

朝食を摂らないメリット

①若返る
サーチュイン遺伝子は、空腹時に活性化します。
細胞の若返りをうながす遺伝子で、細胞内にあるミトコンドリアを増やし、細胞内の異常なタンパク質や古くなったミトコンドリアを除去する働きがあります。細胞が若返ることで、活性酸素の除去、脂肪の燃焼、細胞の修復など、美容と健康にいい影響があると考えられています。

②内臓の負担を減らす
私たち人間の体は消化・吸収・排出までに約18時間かかります。（個人差あり）
よって1日3食という食生活をしていると、24時間毎日休みなく内臓を働かせることになります。これでは内臓は疲弊してしまいます。内疲労は、体力が落ち、疲れやすい、老化の原因にもなります。

③老廃物の排泄ができる
朝は老廃物などを排泄する時間と考えられており、食事をとることでエネルギーを使うと、排出のエネルギーが十分に発揮できなくなると言われています。
老廃物がたまると、むくみや冷え、肌荒れ、便秘だけでなく、代謝を低下させ、セルライトや太りやすい原因にもなります。
朝ごはんを抜くことで、消化・吸収に使うエネルギーを抑えることができるため、その分老廃物などの排出にエネルギーを使うことができます。

④集中力がアップする
人は空腹時には交感神経が活発になり、集中力がアップすると言われています。野生動物は空腹になると狩りに行きますが、生きることがかかっているときの集中力は相当なものです。人間も同じ動物であるため、同じ機能がはたらくと言われています。
同時に記憶力もアップします。

朝食を摂る、摂らない、どちらにもメリットがあることがわかりました。結局どちらがただしいのでしょうか？

朝食を摂ったほうがいい人・摂らないほうがいい人

朝食を摂ったほうがいい人
①成長期の子ども
②血糖値が不安定な方
③激しい運動や重労働をされる方

朝食を摂らないほうがいい方
①カロリーオーバーの方
②外食が多い方
③食べると眠くなる、だるくなる方

以上がおおまかな目安になりますが、実際に逆のことを1週間ほど試してみて調子が良いようであれば、そちらをおすすめします。

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