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消えたいあなたへ
これはとあるクリエイターさんに宛てた私からの手紙
あなたのとある記事に寄せられたコメントたちは、私が想像していた言葉やその時に掛けようとした言葉とは少し違いました。
その言葉を受けてあなたがどう感じたかは分かりません。
落胆したでしょうか?
傷ついたでしょうか?
はたまた生きる力になったでしょうか?
少なくとも私だったら負の心情を抱いたであろうこと、それから消えたいあなたが気掛かりなことからこの手紙を書き始めました。
あなたに宛てると同時に、消したい今日を懸命に生きる全ての人に届くことを願ってこの文章を綴ります。
いっときの感情や気の迷いではない「消えたい気持ち」。
その感情に苦しむ人にかける言葉を私はずっと悩み続けてきました。
生きてほしい。
死んだら周りの人が悲しむ。
生きていればいつか幸せになれる日が来る。
どれも正解でどれも不正解で、どこにも正解なんて無いんだって結論に至りました。
そもそもどれだけの希望があっても、模範解答と思える言葉を掛けても、あなたが抱える闇はブラックホールのように全てを飲み込んでしまう。
そんなあなたの闇を前に私はまだ、どんな言葉をかけるべきか悩んでいます。
所詮私の薄い言葉ごときではあなたの苦しみを癒すことはできないでしょう。
どんな言葉も意味を為さなくて、どんな言葉も届かない。
ならばいっそのこと、私が伝えたいことを書き散らすのみですね。
あなたはきっと優しすぎるのだと思います。優しくて繊細で人の痛みにも自分の痛みにも人一倍敏感で。
生きるのが苦しくなるほど、その優しさが大きく育ったのでしょう。
優しいひとほど生きづらくて、他人を傷つけることを恐れるから代わりに自分が傷ついて。
どうせどこまでも理不尽な世の中です。ならば、もっと自分本位に、もっと自由に生きてみませんか?
消えたいと強く願った今、あなたの心は死にました。
新しい心で、生まれ変わった生きやすい心でもう一度生きてみませんか?
難しいことは考えなくて良いんです。
ただ、息吸って息吐いてまた1日命を紡いであげてください。
そしてできることなら、あなたのことを想い、考え、掛ける言葉を悩む人がいることを心の片隅に置いておいてください。
生きてほしい。
私は美しい心と文才を持つあなたがこの世に存在し続けることを望んでいます。
それがあなたの苦しみを増幅させるただの私のエゴだとしても。
よづき
*恐れ入りますがクリエイターさんの特定を防ぐため、この記事に頂いたコメントへの返信は致しかねます*
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