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いつもゆめみてるよ

ある晴れた日に、80年前の死を心に秘めて生きた。

僕がかつて、この地で待っていると言われた時、行くわけねぇよと答えたのに、この地で4年目を迎えたよ。
時々思い出して、夢に見てるよ。
君のたくさんの笑顔。
僕は君を当たり前に傷つけて酔いどれた。
君は必死の笑顔をしてた。
もう、忘れなくてもいいコトにします。

僕は今、娘と息子と時々会って、楽しくベタベタします。
誰かのベタベタを許すようになりました。
ちゃんと人を愛せるように、なってきた。
まずは、自分と血が繋がる子供達からです。

やがて、愛しい誰かを
ちゃんと愛します
やがて、人類を
ちゃんと愛します
やがて、万物を
ちゃんと愛します

何度かの死を知りました。
もっと隠れないで泣いてもよかった。
そんな気がします。

80年前のあなた達は、死ぬために訓練し、道連れの死のために生きたのですか?
どんな気分でしょうか。
その死のための生を支配する僕は、ああ、俺が死ぬんじゃなくてよかったと酒を浴びる人間であればよかったのに、それなら少し気も晴れるというのに、愚直に日本に洗脳されている。
腹が空くだけまだマシか。

腹が空けば、幸せがあるからね。
必死に料理してくれるからね。

食卓にご飯が並ぶという幸せを知っています。

もうずいぶん昔のことだ。
けんはご飯作ったよって連絡したら、ちゃんとおうちに帰ってくるよね。
そうかもね、と答えたかしら。
何を食べたかしら。
何にも、覚えてないや。
君の手料理、何にも覚えてないや。

生まれる時代がちがえば、愛しいも手料理も、ちゃんと覚えてるんだろか。
僕は、もう、僕自身の記憶も曖昧だ。

何を演じ
何を創造したか

きっちり覚えてたけど、もう曖昧だなぁ。

今、僕は、軍人です。
逃げないでやります。
真摯にやります。
今からね。
もうきつすぎて、ずっと逃げてた。
もうちゃんと向かいます。

そうそう、昔ヒトラーを演じた時、なんだか悪魔との遭遇は楽しすぎて、没頭した。
素晴らしい評価も頂いたが、今やナチス関連を読めない、聞けない、映画も観れない、という状態になってしまった。
もう演じてから10年ほど経つが、ヒトラーもナチスも未だに触れたくない。

日本帝国軍人には、ちゃんと触れたくないけど、演じているので、また没頭します。
没頭しないと無理だ、演じるのは無理だ。

嫌だなぁ、また、顔がヤバいよとか日常で言われたら嫌だなぁ。

3/15と16に海の木馬に出演します。
高知県、香南市、夜須マリンホールで。
住吉で起きた玉音放送翌日の悲劇。

ご来場お待ちしています。

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