見出し画像

写真詩集2作と名刺が届きました!【通販情報】

ででん、これこそは!
我が新刊!『蛇行する夕焼け』と『影をまく』ではないか!

とてもいい作品になりました。

今回は、私ひとりで制作をしたので本当にドキドキだったのです。
もしかしたら、間違えて酷い出来になっているのではないか?
もしかしたら、何も届かないのではないか?
と不安が募りに募って届いた時「来てしまった」と叫ぶのさ。

さてさて!

開けてみると思ったよりもいい色が出ていて、兄が作ってくれた『はみ出す青』と大差無さそうでホッとした私はその以降もテンションがおかしく、猫に絡みウザがられました。

しかし、どこを探しても『名刺』がない。
印刷所のメールを見ても別々での配送であるとは書いていない。
私が入稿し間違えたのか?
そもそも注文出来てなかったのか?
不安に包まれて、いやーっと思いながら、猫の爪を切り始めた時にインターホンが鳴った。

……?!

名刺だあぁぁぁぁ!!!!

名刺だよぉぉおおお!
写真詩集とは別の配送だったようで、本当によかった。

実物はもう少し黄色い。
私のテーマカラーである黄色は、大した情報もないけど、紙の厚さと共に映えるものになっている。
次はデザイナーさんに依頼してもっとオシャレなものを作りたいな、と思う。

前作の写真詩集は兄と共に頑張って作ったため、ある種の安心感があった。
今回はDTPを全て自分で行ったからもう、本当に怖かった。ずっと「出来ない」「わからない」「もうやだ」と嘆き続け、死にたくなっていた。

兄には出来るのに、私には何も出来ない。

その事実が辛かった。
兄と比べて私は無能だと、改めて思い知らされた。

でも、兄も1人で覚えたわけじゃない。誰かに教えてもらって編集が出来るようになったはずなんだ。

私は大学の授業であるDTP演習をとっていない。
取ったらよかったとおもう。
だけど、4月の後半に始めた作業だけでも、授業を受けてる人より進んだことが出来ている。
少しずつ色んな人に助けて貰っているけれど、
私は私の力を増やして作品集を作り上げた。

それはじゅうぶん、誇っていいことなんじゃないか?

大したことないことだけど、
私は少しだけレベルアップした気がした。

この本が今日の午前中に届いて、午後一番の授業が1年の時からずっとお世話になっている先生のものだった。
『もう醒めない』も『はみ出す青』も貰ってくれて、その上感想を伝えてくれる本当にいい先生だ。
だから、今回も真っ先に先生にあげた。

「2冊も作ったの?!すごいねぇ、わーきれい。おしゃれ。いい写真撮るよね、本当にセンスある。こういう写真撮るんだね。本当にすごいよ」

なんて、褒めてくれる。
心の底から優しくて素敵で、好きな先生だ。

「次は出版社にこのまま出版してもらえるかもね!」

そんなことを屈託なく言ってくれる。
先生は嫌味でもなんでもなく、ただ「信じてくれている」。

「前はテレビに出れたし、次は出版、ありうるよ!」

おだてているんじゃないってわかる言い方で、私を信じてくれる。
そんな存在と出会えていることに感謝しなければならないと思った。

そして、前作をわざわざ私をびっくりさせるためだけに通販で買ってくれた友人にもこれをプレゼントした。
2人ともいつも良くしてくれる。
正直、創作をする人同士ならいがみ合うものだと思うんだ。「イキってる」「自慢かよ」「レベル低いのに」なんて思い合う世界だ。私だったら思ってしまう。
なのに、彼女たちは私に対して当たり前にすごいねって言ってくれるんだ。
頑張ってるね、って言えるのって本当に器が大きい人だと思う。
私なら言えない。自分が劣っているように思えるから。

でも、彼女たちはそんなこと思わない。
そしてずっと仲良くしてくれる。
そんな2人には本当に感謝しているんだ。

そして、本の紹介動画を撮ることも何も嫌がることなく、上手にやってくれる。

私は人間関係に恵まれずに生きてきたと思っていた。
担任の当たりはいつも悪くて、誰にも守って貰えなくて、嫌われて、死にたくなって、放棄せざるを得なくて、同級生とも仲良くなれず、上辺の関係をいつも適当に築いていた。

怖い。
人が怖い。
いや、どうせ誰もいなくなる。
だから、一時期だけでも仲良くして欲しい。
一過性の友達でいいや。

誰も助けてなんかくれない。
私のことを好きになってくれる人なんていない。

そう思ってきた。

だけど、この本を作るだけでもたくさんの人が私を支えてくれていたじゃないか。

私の本たちは毎回ハグルマストア様でお願いしている。

前回はメールのやり取りも兄がしてくれていたので分からないけれど、
今回は逐一細かいところまで入稿原稿の間違っている点を教えてくれ、こうしたらいいと指示をしてくれた。
右も左もわからず、訳が分からない私に優しく何度も何度も原稿の見直しをさせてくれた。
こんなに丁寧なお仕事をしてくださる方がいるんだと感動した。

世界は優しさで回っている。

だからこそ、出せるお金は出すべきなんだ。

正直、私の本は高いと思う。
大したものじゃないのに800円かよ、って思われると思う。
だけど、それはとてもいい紙といい製本のためなんだ。

私はいい人間ではない。
いい創作者じゃない。

だから、本を作るというのは「作品を届けたいから」ではなく「私を知って欲しい、商売にしたい」からなんだ。

純粋な創作者には私はなれない。
読まれないなら、買われないなら、
私は作品を作らないはずだ。
いや、作るのかもしれないけれど、やっぱり娯楽ではなく仕事に近い。

ごめんね。

いい作品を届けたいというのは明確だ。
確実にいいものを作る。
そして、なにかに繋げる。

そのために頑張るんだ。

私のことを応援してくれている人に「よくやったな!」と思ってもらうために、私のことをバカにした人に後悔させるために、
私は人気者になりたい。
お金を生み出せる人間になりたい。

私は私に価値が欲しい。

こんな汚い私だけど、これからも応援して貰えたら嬉しいです。

BOOTHでの販売を開始しました。

こちらで本を買うことができます。
今回は匿名配送と普通のパターンから選ぶことができるようになりました。
匿名配送だととても高くなってしまうので申し訳なくて仕方ないので、個人情報が私に伝わってもいいよという方はタイトルに【匿名配送】の付いてないページからご注文ください。
悪用は絶対にしないのでよろしくお願いします。

また、2冊以上同時ご購入の方には風景チェキを同封させていただきます。

『蛇行する夕焼け』
『影をまく』

パラパラ映像はこちら!

中身の雰囲気が伝わればいいなぁ。

文学フリマ東京についての詳細はこちらです。

会いに来てくれる人がいらっしゃれば、本当に嬉しいです。
頑張ります!

前日ぐらいになればまたお知らせしますが、
良かったらお見守り下さい。

ところで、『影をまく』の最後にはうちのかわい子ちゃんの写真があるので本当に最高です。見て欲しい。

おばけだぞ
文フリ来てくれるよね?
可愛い私

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集