2.5次元-膨らむ魅力-
今日何の日ですか?
そう、バレンタインデーです!!
ということで本日は、京都の伝統工芸である清水焼の魅力についてまとめてみました(文脈バグ)。
私は「清水焼をプロデュースする」というインターンシップに昨年の夏から参加しています。
インターンシップでは、
・清水焼の魅力を分解する(体験する、観察する)
・清水焼の伝えるべき魅力を発見する
・魅力の伝え方を学ぶ
・パンフレットを作る
・実際に発信する
というような経験をさせていただきました。
インターンシップの魅力
このインターンシップのおもしろいところは
・京都市伝統産業課さん
・株式会社ようびさん
・清水焼工房洸春陶苑さん
・学生(織物、伝統文化、建築、森林科学、等々)
というように、様々な立場の方が協力して、異なる視点から1つのワークを進めていくところです!
私の専門分野の森林科学は特に伝統工芸とは関係がない!笑
一般的なインターンシップでは
・新卒一斉エントリー
・学歴フィルター
によって、世代や経験がかなり似た人たちを集めた上でワークが行われますが、清水焼をプロデュースするインターンシップではかなり多様性に富んだメンバーが参加しています。
実をいうと、このインターンシップに参加する前までは、私は清水焼のことを全く知りませんでした。
しかし、半年以上、インターンシップを通して清水焼と関わったことで、その魅力がどんどんわかるようになってきました。
いっちん技法
清水焼のなによりの魅力は、いっちん技法と呼ばれる土の線が、陶器の表面を表情豊かに彩っているところ。
職人さんたちはチョコペンを扱うかのように、すいすいと線を描いていきます。
いっちん技法で描かれた線が、光の当たり具合によってその表情を変えています。
いっちん技法は、このように陶器の表情に深みを与えるんですね(T_T)
こちらも、コーヒカップという洋のテイストと土の線による装飾がうまく融和し、華々しさを演出しています。
さらに、清水焼工房洸春陶苑さんでは、豊富な色や形を持つ清水焼を創作しており、今も新しいデザインは増えているそう。
こちらの一品は、すごくエキゾチック!
清水焼のポテンシャルの大きさに驚きます。
高島さんのお話
清水焼工房洸春陶苑の高島さんという工芸士の方のお話で印象的だったのが
「伝統ってね、その技術が確立された当初は革新的で、世間にインパクトを与えたから今に残ってるんですよ。だから、私自身、伝統を引き継ぐということは守り受け継ぐことではなく、常にこれまでの技術から新しいものを生み出していくことだと考えています」
という言葉です。
伝統をそのような切り口で見ることができることを初めて知り、感動したのを覚えています。
だからこそ、その革新の連続を内包した「清水焼」の魅力は
「今」しか語れない、「今」しか伝えられません。
だからこそ、伝える力が大切です。
つまり、多様な視点から魅力を分解し、伝えるべきことは何かを考える必要があります。
その伝えることを抽出し、実際に伝える機会が今回のインターンシップであり、その難しさや楽しさを学ばせていただく貴重な時間になりました。
みなさん、ありがとうございました(^^)