ホームベーカリーで作るフォカッチャ(レシピ編)
ホームベーカリーをこね機として使って フォカッチャを作ってみませんか。
機械に任せきりにせず 自分の目と手で確かめながら捏ねることで、よりパンの完成度が上がります。
捏ねから焼き上げまで約100分ほどで作るレシピです。ホームベーカリーをお持ちの方は ぜひお試しください。
今回は 夏に作る場合(室温28℃)を想定して 手順をご紹介します。
こちらの機種には「捏ね」単独の機能があって便利です。
ない方は「捏ね+一次発酵」の機能で捏ねて、途中で取り出して発酵させます。
揃えてほしいもの
今回のフォカッチャに必要な道具を揃えましょう。
上から デジタルスケール
スケッパー(カード)
デジタル温度計
キッチンタイマー
温湿度計(温度計のほかに温湿度計もあると便利です)
材料(18㎝角型1台分)
強力粉 150g
薄力粉 150g
イースト 6g
砂糖 5g
塩 5g
オリーブオイル 10g
水(冷水) 180g
トッピング
オリーブオイル 20g
岩塩 ふたつまみ
ガーリックパウダー ふたつまみ
ローズマリー 適量
粉は 強力粉と薄力粉を半々で混ぜて使います。フランスパン専用の準強力粉があれば なお良し。なければ 全量強力粉でも構いません。
短時間で焼き上げるため イーストは多めになっています。
水は 夏は冷水を用意します。
工程
生地捏ね 15分(捏ね上げ温度26~28℃)
一次発酵 20分
型入れ
二次発酵 30分
トッピング 室温10分
焼成 200~230℃ 20分
作り方
① 粉とイースト・砂糖・塩をあらかじめ別の容器で混ぜ合わせておきます。
② ポットの中に先に水を入れて 次に粉類をいれます。
③ 捏ね時間15分でスタート。
捏ね時間の調節ができない機種の方は タイマーで計りながら捏ねてください。
混ざりにくい隅の粉をゴムベラで落とし できるだけ素早くひと固まりになるようにします。
④ だいたいまとまったところで 温度を計ります。
粉と水を混ぜた捏ね始めの温度になります。(19℃でした)
⑤ 続けて直ぐにオリーブオイルを加えます。オイルを入れることで 冷めてもふんわりとした食感になります。
⑥ ここから15分ほど捏ねます。
この時フタは開けたまま捏ねていきます。
(フタの開け閉めで生地温度の上昇を調節します。夏は開けておきます。)
⑦ 15分捏ね終わったら生地の一部を切り取って できるだけ薄く伸ばしてみましょう。滑らかに伸びていくのが分かります。
ですが 今回は薄力粉を混ぜてグルテンの繋がりを弱くしているので、力を入れるとすぐに契れていく感じです。
これがフォカッチャのサックリした食感になります。
ぜひ生地を伸ばしてみて、 ご自分の手で状態を実感してください。
⑧ きれいに丸めて 軽くオイルを塗っておいたボウルにいれます。
捏ね上がりの温度を計ります。(26℃でした。)
目標の捏ね上げ温度は 26~28℃くらい。30℃を超えると ぱさぱさした食感になってしまいます。
パン作りでは この捏ね上げ温度の調節が 生地の美味しさを決める大切なポイントになります。
と言ってもフォカッチャは 気軽に作っても美味しくできますので、多少の温度の違いがあっても気にせず進めていきましょう!
こんな風に大きな容器に入れて 20分ほど一次発酵をとります。室温が28℃前後あれば このまま室温でも充分発酵します。乾燥を防ぐため このような大きな容器に入れておくと安心です。
フィンガーチェックをします。
生地に穴をあけてみて、穴が戻らなければOKです。
穴がゆっくり戻る時は もう10分置いてください。
生地に含んでいるガスを できるだけ抜かないように取り出します。生地を潰してしまうと ふんわりフォカッチャにならないので注意してください。
生地が型の縁から1㎝下まで膨らむまで 置いてください。
30分はあくまでも目安です。実際の生地を見て ちょうど膨らんでいたら次に進みます。
まだの時は、更に10分置いて様子を見ます。
このくらいまで膨らんだら、指にオイルを付けて 中心から外側へ穴をあけていきます。たくさんあけて大丈夫です。
岩塩・ガーリックパウダー・ローズマリーなどを少量振りかけます。
ここでオーブンの予熱をスタートしておいてください。
予熱温度 200~230℃
(お使いのオーブンにより加減してください)
型なしでも
型がない方は、オーブンシートの上に丸く伸ばして 焼いてもOKです。
3等分の場合、200~230℃で8~10分ほど焼いてください。
焼きたてを味わえるのは 手作りならではですね。
ホームベーカリーを活用して パパッと作るフォカッチャ。
ぜひお楽しみください!
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