寝たきり予備軍チェック✔
《フレイル》ご存知ですか?
フレイルとは、加齢とともに心身が衰えた状態になることを意味し、健康な状態から要介護状態へと移行する段階だと考えられている(健康な状態と要介護状態の中間に位置する状態)
最近注目を集めている新しい高齢者の健康状態を表す言葉です。
運動機能や認知機能などが低下することで、フレイルの患者は慢性疾患に悩まされたり、疲れやすくなったりします。しかし、治療や予防などの対策をすれば要介護状態にならずに済む場合もあります。高齢者のフレイルは日常生活に支障がでるだけでなく、様々な合併症を引き起こす危険があるので早めに対処することが大切です。
つまりは、介護予防は、“フレイル”を予防することから始まると言えるのです。
〜フレイルチェック〜
①体重を減らそうとしていないのに、年間で4.5~5キロ以上も減少する。
②何をするのも面倒だと感じる日が週に3~4日以上ある。
③歩く速さが遅くなる。
④握力が弱くなる。
⑤体を動かす機会が減り、身体活動量が低下している。
この5項目のうち、1~2項目であればフレイル予備軍の“プレフレイル”、3項目以上当てはまるならフレイル状態に該当します。
フレイルはそこから回復・改善できる状態なので、早めに対策をすれば、要介護状態に陥るリスクを減らすこともできます。
●食事の栄養バランスを見直す。
●適度な運動をする。
●社会参加の機会を増やす。
予防・改善にこれらのことが必要です。
そして他にも、栄養状態や運動習慣、社会性などを評価できる《イレブンチェック》があります。その結果も踏まえ、かかりつけ医にご相談されるのも良いでしょう。