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LEICA M9を使い始めて
こんばんは、ことはです。
今年(2019年)のGW前に思い立って買ったLEICA M9とZEISS C Sonnar T* 1,5/50 ZM。気付けば、購入から2ヶ月が経とうとしている。光陰矢の如しというと大袈裟だけれど、最近は本当に月日が経つのが早い。こうやって着実に歳をとっていくのかとしみじみと思った。
という訳で、カメラ素人である私がこの高価なカメラを買った経緯と、使い始めてみて現時点までに思ったことを元々使っていたNikon D7000と比較しながら書こうと思う。
出会い
全ては恋人が持っていたカメラから始まった。後々気付くことになるのだけど、恋人はライカが大好きだった。
私はというと、恥ずかしながら、今の恋人と出会うまでライカという会社を顕微鏡のメーカーだと思っていた。それくらいしか、自分の生活との接点がなかった。この出会いがなかったら、私はライカに出会っていないと思う。
2019年9月、初めて恋人にライカを教えてもらい、触らせてもらって、まず二重像を合わせることに衝撃を受けた。カメラという機械に備わった技術を感じた。凄い。人生で初めてカメラのファインダーが綺麗だと思った瞬間だった。
そして、その1ヶ月後くらいにハッセルブラッドのファインダーを覗かせてもらい、更なる衝撃を受けることになる。カメラ恐るべし。次から次へと良いカメラを教えてくれる恋人氏も恐るべし。
ライカ欲の高まり
たまに、撮ってみて良いよと言われ、触らせてもらう。その時はM3とM6で、そもそもフィルムカメラがよく分からない私はおっかなびっくり。後々現像した写真を見せてもらい、自分の写真は下手くそだなぁと感じたものの、撮っている時は楽しかったなと思い出す。
2019年になって恋人がLEICA M8を買った。ずっと欲しかったと言っていたのでめでたい。良いな、デジタルライカ。枚数を気にせずシャッターが押せるなんて羨ましい。良いなぁ。そんな想いが膨らんだ。
ついに(?)購入!
ドキドキのライカストアへ。ライカQという選択肢もあるよM-Eもあるよと色々教えてくれる恋人の隣で悩み、結局その日は買わず。数日後、決意をして改めて買いに行くことに。
ドキドキしながら足を踏み入れたライカストアだったけれど、店員のお二方が何を買うか一緒に悩んでくださり、あーだこーだ言いながら楽しく買い物ができました。その話ぶりから店員さんのカメラ愛が伝わってきて、話を聞いているだけでも楽しかったし、色々教えていただいた。本当に、対応してくださった店員さんお二方に感謝感謝です。
持っていたカメラ(Nikon D7000)と比べてみた
レンズの効果もあってか、M9で撮ると雰囲気を持つ写真になるような気もする。でも、「ライカで撮ったって、カメラは何もしてくれない」と恋人は常々言っているけれど、本当だなと思った。
例えば、自分の目の悪さを感じるようになった。何故なら、鮮明に見えていない時の写真はピントが必ずズレているから。自分の目と手で合わせているので如実に出る。他にも、光が反射してファインダー内が見えなくなる時がある。そんな時は二重像が合わせられない。撮りたいのに撮れなくなる。
その点、D7000はピントを担保してくれる。たまに、意図しないところに合わせてくれることもあるけれど。気を張らずに、気軽に撮れるのがオートフォーカスかなと思った。全てが自力、「デジタルライカはフィルムライカに毛が生えたくらい」とは言い得て妙だと思う。
ISO変更がすぐ出来て、カラーモノクロが選べて、取り放題。デジタルならではの良い点。ただ、デジタルカメラなら当たり前と言われるとそれまでだったりする。
比較対象がD7000ではなく、もっと現代のカメラだったら。wifi、Bluetooth非対応、SDカードも32GBまで……諸々不便に感じる点が多くなるのだろうなと思う。
機能として、ズームが出来る、被写体に寄れる(ZEISS C Sonnar T* 1,5/50 ZMだと0.9mまでしか寄れない)、ISOが上げられる(M9のISO2500はザーザー)、勝手にピントを合わせてくれるオートフォーカスは偉大だと再認識した。カメラに頼った撮り方をしているからか、やはり便利さが勝るのは性能が良いカメラだなぁと。
だから、結婚式などの行事で、この日の写真は外せないなと思ったら、D7000を選ぶ。
別にツンデレではないけれど
ここまで書いてみて、冷静に比較するとM9のことを散々に言ってる気もする。けれど、持ち出したくなるのはM9なのだ。一枚一枚を丁寧に撮っている感じがするからか、撮っていて楽しい。見た目も可愛いから、持っていて嬉しい。
買った当初は自分の写真の下手さに辟易して、大きな出費だったことも相まって少し後悔しかけたけれど、今は買って良かったなと思う。
お散歩もお出掛けも一層楽しみになった。次はどこへ行こうかしらん。