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AさんとBさんの間でプレスされ、50過ぎがじいさまの前で泣く。先週はあちこち板挟みの連続で、ボロ雑巾に成り下がった。止まない雨の中の泥掬いと草むしりに逆に清々したはいいけど、腹が減った。一晩待って蒼雲さんへ。好物の汁なし坦々麺3辛は控えて鳥そばに。あ〜明日からまたがんばんど。

’暮らしを考える会’に参加。いざという時に助けを近所に求められる→3% 助けを求められた時支援する→97% 社会性が希薄になった先に筋力低下や寝たきりがある。なるほど納得。ひとが少なくなってきてる限界集落だからこそ、声が届く場所でよく聴いて、なるたけ情理を尽くそうと思った。

どこの田んぼにも苗が並んだ。車の窓越しだから、オタマジャクシもカエルもアメンボも見えない。見えないけれど水面下でぎっしり蠢く気配に陽が落ちていく。

このトイレは去年ここにデビューしたバイオトイレ、御年1歳なり。700人が毎日使っても、2年経つまで交換不要。おがくずの好気性微生物が臭いを分解、水洗不要。入るとホッと落ち着きます。今年は電気不要、灯油切り替えOKの薪ボイラーシャワーも仲間入り予定。災害に強い地域を目指すのだ。

ひょんな縁からここに通うことになって、はや2ヶ月。ガラス越しの景色の揺らぎが美しく、朝夕の陽の光が映る壁や廊下・校庭にも目を瞬く。急ぎ足は大女になったような、どえらい音。廊下をきまりよく歩くわけにはいかないのです。慣れぬ事・物理的な距離の遠さなど相まって、気持ちが先々に立つ毎日。

智頭町立旧山形小学校。正面玄関から入って右を向いた時の景色。ここから左右どちらの突き当たりも約40メートル。その昔、家で縫ってもらったぬか袋で子供たちは廊下を雑巾掛けした。独特のあのあったかい匂い。ズックをすっ飛ばし裸足でぶつかり合いながら斜めに、真っ直ぐに駆けていた。懐かしい。

役場のお兄さん方が走る、走る。土嚢用の真砂土を掘って、掬って、運んで、またまた走る。町内全消防団参加の水防訓練の2日後にも、やることは何かとあるのだ。別件でテントを広げた野郎どもの仁王立ちの向こうで、しばらくの間繰り広げられたひとコマ。風は強く雲がたっぷりでも、注ぐ陽光万遍なし。

4月の熊乃井浜の遊歩道から、白石島の岩巡りに篭山歩き。知らぬうちに歩く距離が倍々に。蓮華ツツジに毒があるとか、生まれたばかりの子鹿がアセビで一生を閉じてしまうとか。クロモジやミズメの若葉を、頂上近くでハリジイに口が痺れたのは2週間前のこと。まだ懲りず歩きたいとはちょっとおかしい。

年々と色は薄く花輪は大きくなっていく。ほんの1日足らずの雨が、草木の姿かたちをこちらの予想の2、3歩先へ進める。藪に待ち構えるカイカイ虫を耳にくっつけてカリカリを補給するシロさん。ニンゲンからすると、あのワシワシ動く脚がかなわんね。ああ、花も猫もどこ吹く風だ。

廃校舎の職員室で、ほぼ一日鈍くて強い羽音が続いた。巣作りの場所を探して迷い込むスズメバチが今月は多い。そして今日は何年振りかのオオスズメバチ。間近で見ると、やはり鎖骨の辺りがざわつく。それでも空を求めるさまに窓を開けずにはいられない。南に消えた羽音はあっという間に青に溶けた。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
骨休めに時々立ち寄ります。

山茶花が地面に降りる前に雪が積もったのは何年ぶりだろう。裸のアスファルトの傍には茶色い雪の土手がずっと続く。明日からまた前回並みの雪がやってくるとか。あの時の大雪よりはまだいいけれど、雪掻きに便利な押し出し式の道具が売り切れ。峠を跨いだら売ってあるかなと思案中。