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記憶とは

今日は自分の記憶を辿って、noteに美味しかったお店やグルメについて書いてみようと思ったが、いざ書こうとすると、思い出せない。
強烈な印象や出来事があれば、しっかり覚えているのだろうが。
記憶とは、曖昧なものだ。だからこそ、起きた出来事をどう意味づけするかで、自分の信念や価値観が変わり、生き方に影響を与えるのだろう。

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記憶に関する認知心理学の研究では、私たちの記憶は驚くほどあてにならず、曖昧で、時には本人も気がつかないうちに偽の記憶を作り出すことが実証されている。
人が物理的に存在する情報をそっくりそのまま記憶できる期間は短く、すべての情報を覚えることは不可能に近い。そのため、覚えたい情報のみを取り出し、その情報に何らかの意味づけを行う。また、意味づけられた情報も時間とともに詳細が思い出せなくなり、大まかな粗筋だけが残る。
この曖昧な記憶は、顕在意識(意識)で覚えている記憶である。

私たちには、顕在意識と潜在意識(無意識)が存在するとされている。
私たちは、顕在意識ではすべての情報を覚えていないが、潜在意識は過去に起きた出来事のすべての情報を記憶している。
すっかり忘れていた過去の記憶が、ふとしたきっかけで蘇ってくるという経験は、誰もが一度はしたことがあるだろう。
この現象は、潜在意識で記憶していることを物語っている。
潜在意識には、生まれた時からこれまで見たこと、聞いたこと、経験したことなど、はっきりと顕在意識で思い出せる記憶の何倍もの量の情報が蓄積されていると言われている。
この膨大な量の記憶は、知らず知らずのうちに、私たちの思考や行動に影響を与えている。「思考は現実化する」といわれるが、潜在意識が現実を創り出すといっても、過言ではないだろう。

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自分と対話して、思い込みを見つけたら、記憶の意味づけを変えて、心を軽くしていこう。起こった出来事を変えることはできないが、その解釈や意味づけは変えることができるのだから。

あなたは、どれだけ記憶してますか?


#エッセイ #記憶 #潜在意識 #顕在意識 #意味づけ #情報 #とは

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TOMOKA|波動セラピスト
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