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グルグル思考の原因を探すときに惑わされる7つの手がかり~異常性~

こんにちは!

こしあんです。

あなたは普段どんなことがストレスになっていると思いますか?
人間関係、仕事、家庭と人によって違いますよね。

また、一言ひとことで仕事のストレスと言ってもその内容や勤務時間、通勤手段、裁量権がないなど挙げればきりがありません。
何をストレスと定義するかは人それぞれです。

そんな中、ストレスの原因を探ろうとするとき私たちがつい見つけてしまう手掛かりがあります。
それが「異常性」というものです。

今回は、人がグルグルと思考を巡らせていくなかで滅多に起こらないことを原因だとみなす「異常性」というものに着目して話をしていきます。


【何がストレスになるのか】

たとえば、いつも体の痛みに悩まされてそれがストレスになっている人と、家の周りの騒音がうるさすぎてそれがストレスになっている二人の人物がいたとします。

腰や肩の痛みに悩まされている人で、滅多にサイレンの音や車やバイクの騒音を耳にすることのない人は、サイレンなどの大きな音が聞こえてきたらそれがストレスの原因だと考えます。

逆に、サイレンの音など聞きなれている人は、滅多に痛くならない腰の痛みや肩の痛みをストレスの原因だと考えたりします。

このように、同じ出来事でも人によって原因に帰するものが違います。
何が異常で何が普通なのかは人それぞれです。
年齢、性別、生まれ育った環境、挙げればきりがありませんが、今まで経験したことが違えば見ている視点も変わってくるでしょう。

このような視点の違いは同じニュースを見ていても起こります。
たとえば、日本で刃物を使った殺傷事件が起きたとき、包丁やハサミ、カッターといったものは大体どこの家庭にもあるので、刃物を振り回した犯人が怒りを制御できない、精神的に不安定だったと「どこか普通でない部分があるに違いない」と考えます。

アメリカでも同じような考え方になることがあります。
あなたも知っている通り、アメリカでは拳銃、ショットガン、ライフルなどが合法的に買えますよね。

そして、銃所有者だからといって人を撃つ人はほとんどいないので、銃乱射事件が起こる度に乱射した犯人がどこか異常なだけだと考えることが出来ます。

しかし、世界的に見るとアメリカの銃の所持数は異常だと言います。
ある調査によると、2018年アメリカの人口100人あたりの銃所有数は120丁を超え世界でトップだったそうです。

このことからアメリカで銃が普及していることの方が、乱射事件を起こす個人の性格以上に問題があるのではないかと考えることもできます。

つまり、全く同じ出来事でもその人が立つ視点によって異なる因果関係が導き出されます。

もっと言えば、あなたにとっての「異常」は他人からすると「正常」なのかもしれません。
私たちは自分が「異常」だと感じた手がかりを元に原因を突き止めようとしますが、そもそもその手がかりが間違っている可能性もあります。

自分が感じ取った「異常性」というものにあまり囚われないようにしてくださいね。


今回はここまで

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最後までお読みいただきありがとうございます。

それではまた次回お会いしましょう。

※この記事は読んだ本をもとに考察し、私の経験したことなども踏まえて書いています。
そのため、参考にした本とは結論が異なる場合があります。
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