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「チケットの取扱いに役者名を指定する」という演劇業界の習慣について、かんたんに説明します。
演劇関係だと度々「〇〇扱いで予約」「〇〇専用予約フォーム」みたいな表現を目にすることがあるかと思うのですが、本日は「なぜ予約の際に役者の名前を指定するの?」と疑問を抱かれたお客様のために記します。
って言っても、私も役者や制作者側の都合を知っているわけではないので、本当に土台となる考え方だけなんですけれどもね。では早速行ってみよー。
どういう書き方とパターンがあるのか
今回この記事を読んでくださっているお客様は、SNSや役者のブログやサイトなどで公演情報を追いかけていらっしゃる方が多いかと思います。そういうルートで情報をチェックしていると多いのは以下の3つくらいでしょうか。
◎[役者名]の予約フォームからお申し込みください!
◎備考・通信欄に[役者名]と書いてお申し込みください!
◎ご予約は[役者名]のサイトからメールでもお申込みいただけます!
表現の違いこそあれ、おそらくこのどれかに該当するのではないかと思います。読んでおわかりいただけると思うのですが、この3つのルートはすべて、お客様が誰のファン・応援者であるかを明確にする目的を持っています。
自分のTwitterから引用してみる
さて、ここで先日私自身が投稿したチケット案内ツイートを引用してみます。近々、主宰が出演する舞台のチケットが発売されるので、宣伝と応援を兼ねてつぶやいたものです。このツイートで私が導入しているのが、「役者名チケットフォームへの案内」と「公式フォームから備考に役者名を指定していただく案内」の2パターン。大体こんな感じが主流だと思います。
※親ツイート内に「ヤンキーテイスト」ってあるけど、アレです。実際はマクベスを演じた時のお稽古中の写真です。まぁ、ビジュアルだけで言えば似たようなもんだ。(雑)ちなみにこの写真、やたらと評判がよく女子ウケ抜群☆です。奇跡の一枚的な……なんて言っていると怒られそうですが、そんなの知らない。
理由と説明
盛大に横道にそれたね。もとい。なぜ役者名がわかるようにお願いしているのか。
役者の名前を指定してチケットを手配していただくことで、その役者にどのくらいファンがついているのか・どのくらい集客力があるのかを企画制作者側にアピールすることができるから。ほら、まぁ、なんてったって人気商売ですから。なので、窓口が複数あったにせよ入り口はどこでもいいんです。チケットをお申し込みくださるお客様が誰を推しているのかが伝わればさえ大丈夫なんです。
演劇業界のチケットについては「〇〇扱い」っていう表現があって、個人的にはこの表現が苦手なんですけれども、要するに「推しへの愛を叫べ!」っていう話なんですね。ファン体質の人間にとっては造作もないことをなんだかまどろっこしい言い方しやがって!みたいな話です。うん。
さいごに
私自身が観客としてチケットを手配する場合の話をすこし。私自身は役者や関係者からメールやLINEで公演の案内を直接いただく機会が多くあります。ですが、その人の扱いでチケットを手配するかというと必ずしもそうではないです。
たとえば、演目・公演としてはとても気になるけれど、連絡を寄こした本人が宣伝でしか連絡を寄こさないタイプであるとか、礼儀に欠けるから好きじゃないという場合。これはもう役者の指定をつけずに手配します。自分のことを大切にせず、単なる頭数としか認識していない相手の応援をする義理は無いですから。単純に作品を目的としてエントリーする。そのくらいの感覚でいます。
観劇を計画するとなれば諸々の調整とともにチケットを手配するのですら手間だったりしますもの、そこはもうユーザーであるお客様にはもっともご自身がラクに快適にエントリーできる方法でお申込みいただければと思います。
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