11月のワインとお鍋[ワイン定期便]
こんにちは
朝晩ひんやりと感じられ、
すっかり秋らしい気候になってきましたね。
空気が澄んでるので
星が大きく輝いて見えたり、
月が綺麗だったり、
山が少しずつ色づき始めたり、
所々で秋の訪れを感じることができます。
さて、そろそろあったかーいお鍋を
食べたくなりませんか?
ということで、
11月のワイン定期便テーマは
「お鍋料理に合うワイン」です。
ー今回のお料理「キムチ鍋」「おでん」
最初、今回どんなお鍋料理に合わせようかなと
みんなで考えていたところ、
キムチ鍋って、家で作ること多いけど
あの独特の辛味とパンチの強い旨味、
ワインって合わせるの難しそうやな、
という話になったんです。
それなら、ぜひやってみよう!ということで、
今回は、家庭で人気の鍋料理「キムチ鍋」と、
冬の定番鍋料理「おでん」に
合わせることになりました。
ー今回のワイン「泡、白、オレンジ」
○泡
TM BRUT 36 METODO CLASSICO
(TMブリュット 36 メソッド クラシコ)
産地:イタリア モンテマーニョ
品種:バルベーラ100%
土壌:粘土質、石灰岩質
醸造、農法:瓶内二次発酵、36ヶ月熟成。
注意深い温度管理、穏やかな圧搾、酸素フリーの環境下での発酵や瓶詰など、その一連の手順は「TMメソッド」と呼ばれ、"BEYONDBIO"をスローガンに発酵によって自然に生み出される亜硫酸塩を最大限活用することで、有機認証の要件を下回る含有量を実現している。
スタッフコメント:
店主がいま一番ハマっている
ピエモンテ・アスティのバルベーラ。
今回はロゼ泡にキムチの辛味と旨味を
合わせてみました。
ワインを香ると
トースト香やフランスパンの皮の部分、
バラの花びらを感じ、口に含むと
プラムやアプリコットのような肉厚な果実味、
蜂蜜や生のクルミのような甘やかさ、
そしてミネラルをともなったキレイな酸と泡にて
繊細にフィニッシュを迎えます。
泡をもつワインということで、
口中の旨味をしっかり溶かし込み
存分にマリアージュを楽しむことができます。
豚肉と魚介をあわせたキムチ鍋がおすすめ。
キムチも魚介の発酵による
きちんとした造りのものをお使いください。
旨味のかけ算のような
大ぶりな味わいのキムチ鍋に負けることなく
相乗効果をもたらすこのワイン、
自然な甘みが口中の辛さをやわらげながらも、
刺激的な辛さから
旨味が強調された辛味に変化させてくれます。
また泡が舌の上の辛味成分を流してくれることで、常に新鮮にお鍋を味わうことができ、
その辛味や旨味に飽きることなく
最後まで楽しむことができます。
○白
MARCA TREVIGIANA I.G.T 2017
(マルカ トレヴィジャーナ タイ ビアンコ 2017)
産地:イタリア ヴェネト トレヴィーゾ
品種:タイ ビアンコ(トカイ)100%
醸造、農法:自社畑栽培のブドウのみを使用。ビオワイン同様最低限の除草剤や化学肥料、酸化防止剤使用。ワイナリー運営の電力は太陽光を利用。
スタッフコメント:
長期熟成により果実感をともなう酸味が抑えられ
奥行きのある複雑味が楽しめます。
魚介系、動物系問わず旨味そのものを
邪魔することなく増幅させてくれ、
出汁とワインを交互にいただくループに
はまりそうになります。
特におすすめは、鶏のつみれ、はまぐり、海老、
お魚など色々な具材を入れた寄せ鍋。
それぞれの旨味が出た輪郭の大きいお出汁にも
十分寄り添うことができます。
抜栓から2週間ほど味の変化を楽しみながら、
おでん、土瓶蒸し、きのこの吸い物など
色々あわせてみてほしいです。
お出汁以外では生ハムやチーズなど
同じ熟成感をもつ旨味との相性がいいです。
○オレンジ
CARTOIXA BRISAT 19
(カルトゥシャ ブリサット 19)
産地:スペイン カタルーニャ
品種:カルトゥシャ(チャレッロ)100%
醸造:自生酵母のみを使用し発酵。徐梗後、ステンレスタンクで8ヶ月間醸し、フリーランジュースをステンレスタンクで発酵、アンフォラとステンレスタンクでアロマティック発酵、熟成、無濾過無清澄、SO2少量使用
農法:有機農法
スタッフコメント:
オレンジワインは甘いデザートに
あわせてほしいものにしてみました!
キャラメルやチョコレート、タルトタタンなど
林檎や洋梨がはいったパイやタルトなどと相性◎
オレンジピールの苦味や
果実味をともなう酸の旨味。
林檎ジャムや檜を思わす
贅沢で上品なアロマが広がります。
ーメイキング
毎回、こぴゑスタッフみんなで
実際にお料理とワインを食べて飲んで、
ワインを決めています。
お料理とワインのどんな部分が合うのか、
どう感じるのか、あーだこーだ言いながら、
意見交換しています。
その中で出た紹介しきれなかった
スタッフコメントを少しご紹介します
▼泡
・キムチ料理を昇華させる
・刺激的な辛みと酸味から、甘いと感じる程の旨味への変化がおもしろい
・いい意味で最初の一口目を食べるような感覚が毎回楽しめる
▼白
・出汁の味を邪魔しない
かと言って出汁勝ちにもならない
・出汁を飲んでからワインを飲んでも、味変化の違和感が殆どなく自然な調和
毎回、それぞれ感じ方が違うので面白いコメントが飛び交って楽しい会になります。
ぜひ、今回の泡とキムチ鍋を、
お家でも合わせてみてほしいです!
こちらのワインは
現在の会員様と
11/1~11/15に新しくオーダー頂いた方が対象となります
発送日は11/20です