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定期便コンセプトのそもそも


抜栓後数日間変化を美味しく楽しめる
自然農法、ビオディナミ、ビオロジック 、減農薬農法で作られる
ワインの詰め合わせ
季節ごとの食材を使った お料理に寄り添うものにこだわります

何故このコンセプトにしたのかを解説します。


1.抜栓後数日間変化を楽しみたい理由

ー変化も魅力、育てている感覚

お送りするワインはできる限り自然に
SO2も少なめで仕上げられるものです
(SO2=酸化防止剤)
抜栓してからその場所の空気に触れ
味わいはどんどん変化していきます

一度抜栓したワインを
バキュバンなどで空気を抜いて
保管する方もいらっしゃるとおもいますが
私たちのお送りするワインは
コルクを軽く入れ直すだけでいいです

SO2のたくさん入ったワインは空気に触れると
ある一定期間たった時に
やせ細って別人のようになっていることがあります
「開けたてはおいしかったのに・・・」
と感じることもあるのではないでしょうか?

ただ、SO2をあまり添加しないものは
酸化していく過程で新たな一面が見れます

その時のお天気やシチュエーション
抜栓する環境で違った変化を見せてくれたり
3週間後急にやわらかく旨味が出ることもあります
抜栓直後は野性味が強すぎて提供が難しく感じたワインが
1か月後突然フルーティーで紅茶感がでていたり
冷蔵保管か、常温保管かで別のおいしさも出ますし
そもそもボトルによって開けたてから全然違う物もあり
「ワインも生き物なんだ!」と思わせてくれます

実店舗コピエでは
毎日20~25種のグラスワインがお楽しみいただけます
まだ約3年ですが
テイスティングで毎日ワインの変化を確かめ
日により違うお料理に寄り添ってくれたり
違うニーズに答えられる様子を見て
”育てている”感覚になることがあります

お召し上がりいただく際
抜栓後の経過時間が長い場合それを正直に伝えます
びっくりされる方が多いです
どうしても開けたてのワインを
グラスで飲みたいとおっしゃるお客様もいらっしゃいます
このようなリクエストにもお答えします

楽しみ方は人それぞれです
お店では出来るだけお客様の嗜好に寄り添います
それが一番大切だと思うからです
ただ、私たちはこの毎日の変化や生命力を感じることが
味や知識、スペックだけじゃない
ワインの一つの魅力だ、と考えています

ーお家でワインを一人飲みしたいとき

ありませんか???

一人で一本飲める肝臓の持ち主ならいいのですが
筆者は、飽き性+そこまでお酒に強くないので
何本か開けて
違う味わいを一日で楽しみたいと思うことがあります
おかずによって合う合わないもありますし…

初めて出会うワインは賭けです
次の日に残しておいたら
苦手な味わいになってしまった経験が何度もあります

”数日間変化を楽しめるワイン”
というコンセプトをいれたのは
ソロ呑みが好きな筆者ソムリエが個人的に
こんな定期便あったらいいなと思ったところから
始まっている節もあります

2.自然農法、ビオディナミ、ビオロジック 、減農薬農法に絞った理由

ー1本で無限の楽しみ方が出来る気がした

1.抜栓後数日間変化を楽しみたい理由
でご紹介したように
上記の農法で作られるワインは
日々の変化を欲張りに楽しめると感じました

定期便をご購入の方の晩酌が
毎日違って楽しいものになることを願っています

ー身体への負担が少ない?気のせい?

専門家じゃないのでわかりません…

「気の持ちようだ」とか、本当のところはどうだっていいんです
食べ物の好き嫌いやアレルギー、嗜好と一緒です

お店をしていて
次の日の体調が違う体験している方と出会ってきましたし
よく分からなくても
そのようなイメージを持っている方が多いと感じます

そういった方に届けばいいなと思っています

こぴゑ商店のコンセプトのひとつ
スタッフの考える”美味しく健やかに飲食を楽しむご提案”
につながります


3.季節ごとの食材を使ったお料理に寄り添いたい理由

ーせっかく用意した食事が、ワインで残念になった体験

ワイン単体、食事単体はどちらもおいしい!
それなのになんだか進まない…
こんな経験過去にありませんでしたか?

具体的な筆者の体験ですが
休み前の晩酌で
大好きな焼肉屋さんが販売するシャルキュトリーと
旨味強めの微発泡ワインを
ウキウキで購入したことがあります
確かそのときは
魚介とアボカドのタルタル
きのこ炒めなどほかのおつまみも用意して
主人と晩酌を満喫していました

パテドカンパーニュとワインを合わせた瞬間
血生臭い余韻で口の中が満たされてしまい残念なことに…
家で保管していたこっくり系赤ワインを
急遽あけることになりました

ワインの持つ旨味の中に
野性味や発酵の香りがあり
パテドカンパーニュに混ぜ込まれたレバー等の鉄分が反応して
野性味だけが増長されて双方のバランスを
崩してしまったようです

そんな経験をしないための
手助けを出来たらいいなと思っています

ー晩酌にいつものワインが決まっている

季節関係なく飲みたいワインの好みが
はっきりと決まっている方もいると思います
それはワインショップやレストランで
好みや銘柄を伝えれば手に入るでしょう

食事を用意しようとスーパーに行くと
旬の食材が安く売っています
そして採れるべき季節に採れているものは
やっぱり美味しい
旬の食材ってコスパがいいので買っちゃいますよね

普段と選ぶワインと違うかもしれないけど
旬の食材を使ったおうちごはんと合わせて
美味しいと思えるワインと出会ってみると
新たな発見があるかもしれません

さいごに

ここまで目を通していただきありがとうございます

スタッフも人間なので
このように自身の経験からいいと思うものを表現します
ですが押し付けにはなりたくないという気持ちです

この記事が
皆様それぞれの方法でワインを楽しむための
ヒントになりますように!


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