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【はたらく】仕事を楽しむために不満要因を知る

「楽しく仕事をする」ことを常に意識しています。

「仕事は楽しいですか?」という質問を頂くことが採用面接時にあります。僕は迷わず「めちゃくちゃ楽しいです」と即答しています。今の会社で自分以上に仕事を楽しんでいる人がいないんじゃないか?と大きな勘違いをしているくらい、自負しています。

そう思えるのにはいくつか理由がありますが、これまでのキャリアにおいて「転職・フリーランス・複業経験がある」ことが大きな要因と感じていて、所属している会社に対するロイヤリティが低いのでは?と思うところもありますが、ポジティブに捉えるなら「会社のルール・環境・人間関係・風土に囚われてしまう」ことがありません。

もちろん、自分も会社に所属する一員なので、置かれている環境下の影響は受けますが、ネガティブな方向に陥らないように気を付けているので、仕事を楽しめているなと感じられています。

そういう自分も、「仕事を楽しめていなかった」時代がありました。要因は主に3つあります。

■仕事の内容に不満

本当にやりたくない仕事もあれば、ずっとやってきた仕事だけれども飽きてしまったことから不満に至った場合もあります。以前所属していた会社で、やりたくない仕事をさせられてモチベーションが上がらず、パフォーマンスを全く発揮することができなかったことがありました。

「やりたくない仕事をさせられて」と書いたのは、一つは、元々営業部門にいたのですが急遽技術系の部署に異動となり、自分が希望していない仕事に就いたことです。当時尊敬する上司が営業部門にいたこともあって「上司の薫陶を受けて経験を積み、優秀な営業マンになるぞ」と意欲的になっていた時期だけに、異動はかなりのショックでした。

また、未経験のテーマを扱うプロジェクトにアサインされたのですが、上司から聞いていたプロジェクトの内容が全然違っていて「これは自分の知識やスキルが活かせないのでは」「自分(たち)がやる意味あるの?」「こんなプロジェクトはやりたくない!」などと、アサインした上司をめちゃくちゃ恨みました。

当時は他責志向だったなと反省しています。そして、上記のようなショックを受けたり上司を恨むといった強いネガティブな感情になったのは

「自分の人生をアンコントローラブルなところで勝手に決められてしまったことへの不満」

からと理解しています。ひとえに自分の実力不足が招いたことなので、他人を責めても仕方がないのですが、頭でわかっていても感情は正直になりますよね(笑)

■職場の人間関係に不満

職場の人間関係で悩まない人などいないのでは?と思いますが、僕の場合は「ネチネチとめちゃくちゃ細かく指摘してくる上司や先輩」と「ごう慢な人たち」が大嫌いでした。

前者に関して、「細かく」は全然いいんですよ。仕事をきっちりと行う上で必要なことなので。ところが「伝え方」が酷い。聞き手の気持ちを考えずにズケズケと(自分が思い通りにいかないことからの憂さ晴らしなのでは?とい思うくらい)、ただしハラスメントにならないギリギリのラインでこちらの精神状態を追い詰めてくる指摘・フィードバックをたくさん頂きました。

「ごう慢な人たち」も、所属した会社にたくさん生息していましたね。
「『自分はこれだけできるんだ』と自慢する人」「他人を蹴落としてでも、良い評価や昇進を獲得しようとする人」「明らかにミスを犯したのは自分のせいなのに『あなたが悪いよね』と平気で言ってくる人」など、このような価値観は自分にはあまりないので理解ができず、自分に関係なければスルーしますが被害を受けた時はショックや苛立ち、悲しさが募りました。

関係がなければ無関心になっていくのでなるべく接しないように気を付けていますが、そういう存在が周囲にいなくなると今度は自分がごう慢になってしまうリスクは常にあるので、自分への戒めも込めて時々存在確認をさせて頂くくらいがちょうどいいかもしれません(笑)

■職場の風土に不満

過去に所属した会社の不満な風土を改めて思い返すと「上下関係が強い」「淡々と仕事をするだけでコミュニケーションが少ない」「成長意欲が低い人が多い」「変わろうとする意識が低い」などが挙げられます。

会社組織なので上下関係があって当たり前なのですが、ベースがマインドや感情重視であるため、あまりロジックが通っていないことでも部下や後輩に価値観を押し付けてくる人たちが多いと嫌悪感を抱いてしまいます。

淡々と仕事をするというのは、今思うと不思議なくらい仕事以外の話を職場の人たちとすることがなかった時代もありました。当時の管理職や経営層による風土づくりが影響していたと思いますが、職場の人間関係や雰囲気など興味がなかったんでしょうかね。

自分自身が「成長」を一つの価値観として重視しているからでもありますが、成長意欲が低い、もしくはない人たちが多い組織に所属していた時期は仕事のパフォーマンスが落ちているのはもちろん、職場の人たちとも仲良くすることができませんでした。

成長と似ている部分が多いと思いますが、変化を嫌う人たちが多い組織にも嫌気が指してしまっていました。当時は知らなかったことですが変化や成長を続けていかないと、現状維持さえも難しくむしろ退化してしまうのだそうです。感覚的だったと思いますが、思考が退化してしまうという危機感からその組織を出ることにしました。

逆に、今所属している組織はどうか?というと、上記のような雰囲気・風土はあまりなく、比較的居心地が良いです。

その他の不満要因としては、労働時間や働く環境、報酬、待遇なども一般的にはありますが、自分の精神状態と仕事のパフォーマンスに大きく影響してきたのは上記3つでした。ただ、これら3つを取り除くこと自体が結構難しかったり、仕事の不満要因を取り除いたとしても仕事を楽しめる環境はすぐには構築することができませんでした。


次の記事では「仕事を楽しむ工夫」についてお伝えできればと思います。


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