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ハイテクハーフ1時間半切り達成!
3年ぶりにハーフを走りました。人生で2度目です。
結果は、1時間29分48秒(ネット)でした。
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初めてのハーフマラソンは2020年のハイテクハーフで1時間32分04秒(ネット)。
この時はスタート地点で会った知人のTさんから「一緒に走りましょう」と誘っていただいて最初の2kmが4’30。そこから少しずつ上げました。
ラストはTさんに離されたものの、それまでずっとペアランでかなり心強かったです。
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これならもう少し練習すれば1時間半は切れるんじゃないかという手応えを感じたのですが、そうは問屋が卸さなかった、というかそこから3年かかってしまいました。現実は甘くなかったということですね。
今年は12月までトラックで走っていたし、20kmも続けて走ったのは2回くらい?気持ちとしてはテストラン。最初はゆっくり入ろうと思っていました。
予定通り、最初の1kmは4’30。そこから自然とペースが上がって4’15前後になり、10kmから15kmでは4’10を切るペースに。このあたりはグイグイ飛ばしていました。
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ところが16kmあたりからキツくなり、その後、足裏が攣りはじめて失速。20km、21kmは4'20を越していました。
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こちらとカバー写真は@igarisportsさんです。
それで1時間29分48秒というのは、まあまあいい感じ。
でもこれは、ビギナーズラックだと思います。
レースプランは特になかったので、ラップを見ながら速いだの遅いだの考えることはなく、最初から最後まで無我夢中。無駄にエネルギーを消費せずにすみました。
加えて条件もよかった。ほどよく暖かくて無風で、コースは平坦。さらに私は後方からのスタートだったため前にたくさんの選手がいて、ぐいぐいと追い越しながら走れたので張り合いがありました。
ここで注意しておきたいのは、ラッキーだったと自覚しておくこと。
1時間半切れたことはうれしいのですが、このまま調子に乗ったら失敗しそうです。
私の場合、こういう失敗が多い。調子に乗りやすいのです。
この程度のトレーニングでこれだけ走れたのだから、もうちょっと頑張ればすぐにまたPBを更新できる、と思いがち。
でもそんなことはないのです。
今年の箱根駅伝2区で区間賞をとった中大の吉居大和選手が、どこかのインタビューで、自分は前半から押していって中盤苦しいところで粘って、ラストはしっかり上げられるのが強みだというようなことを言ってたんですよね。
今年の走りは、まさにそんな感じでした。
私はまだちょっと気合いが入った距離走くらいで、レースプランを思い描けるようなレベルではありません。そもそもペース設定すら怪しい。どのペースでいけばどのあたりからどんな苦しさがやってくるかも知らないし、粘った先に、スパートをかけられるような状態がやってくるという経験もしていません。感覚としても全くわからない。
スポーツ選手は、成功体験に足元をすくわれるケースも多いように感じます。レースで、あるいはゲームで、たまたまうまくいったことを「たまたま」ではなく自分の実力であると過信してしまう。
結果によって、自己肯定感が必要以上に高まるんですよね。
すると次は一段上のレベルで攻めようとします。
でもまだそのレベルではないんです。もっと地道にやらないといけません。
私の例でいうと、今回は平均で4'15/kmで走れたわけですが、そこで今後、20kmの距離走をやる時に4'30で楽勝だよね、と思ったら足元をすくわれます。
まだそこまでの実力はありませんね。
レースはある程度、調整して体調がいい状態で臨んでいますからね。
見逃せないのは、この日は自分に期待していなかったということ。
いくつで走ろうというプランもなくめっちゃリラックスして走れました。
こういう時に結果がでると、厄介です。
次はかなり自分に期待してしまい、それが結果を出せない原因になりやすい。
気持ちが空回りしてしまう。
というわけで、勘違いせず、しっかり自分の身体と対話しながらやっていこうと思っています!
何度もケガをして期待通りに行かなかった期間を経て、大人になった感じです。
色んなお友達とも会えて楽しかった〜!
次は2月5日の守谷ハーフです!
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