今泉愛子

ライターです。インタビューや書評、書籍を手がけています。30年ぶりにランナー復帰しまし…

今泉愛子

ライターです。インタビューや書評、書籍を手がけています。30年ぶりにランナー復帰しました。800m2’32” 1500m5’10” 3000m11'23" 5km19'38"ハーフ1.32.08 世界マスターズW55 5000m3位

最近の記事

冬季トレーニングに向けて

ひと足先にトラックシーズンは終了して移行期に入っています。 ランニングセミナーに参加して走りを学んだり、友だちとトレランに行ったり。 学びの楽しみ 昨日は、五味宏生コーチのセミナー「バネを使った走り 上肢を使った走りってなんだ?」に参加しました。 「地面から力をもらって進むための足の軌道や推進力を生み出す上肢の使い方を学ぶ」とあったのですが、まさにその通りの内容でした。 10月12日、19日は2週連続でFIRST TRACKのRUN CLINICにも参加。 こちらもとて

    • トレーニング方法の変更を阻害するメンタルブロック

      ランニングを再開したのが7年くらい前。 そしてここ4、5年はわりと熱心に長い距離を踏んでいました。 自分の弱点が、有酸素能力にあると考えたからです。「ジョグ大事」という認識でせっせとジョグに励みました。 だけどジョグは、疲労を貯めやすいです。 厄介なのは、疲労が、頑張っているという自覚症状を生みやすいこと。 だからつい「いいトレーニングを積んでいる」と思いがち。 それは一概に間違いではありません。 うまくいくこともありますし、それがずっと続くこともあります。 私も半年く

      • トレーニングの継続より疲労回復を優先する

        週末7/21は、MDCチャレンジャーズ in 栃木で1000mを走ってきました。40歳代以上の部3位 3'29"56 でした。 優勝すれば、10月の本戦に出場できるのですが、残念ながらかなわず。 でも58歳としては頑張ったかな? 記録は3分半でいけたらいいなと思っていたので、上出来です。 今年は、体調が悪い状態からなかなかうまく抜け出せませんでした。いい感じになってきたなと思うことは何度かあったのですが、そこまで上がらない。うまくいかないもんだなと思っていました。 だけ

        • 日本選手権10000m観戦 男子編

          女子の熱戦冷めやらぬまま次は男子の決戦スタート。 このレースも神ペーサーでした。 黒崎播磨のキプロノ選手です。 もちタイムが27'14"ということで、引っ張れるのかな?と思っていましたが、もちタイム以上の実力の持ち主でした。 そして3選手が日本新! 塩尻和也 27’09”80 日本新 PB 太田智樹 27’12”53 日本新 PB 相澤晃  27’13”04 日本新 PB 塩尻選手のじわじわ走法 目の前でまさかそんな大記録が出るとは思いませんでした。 塩尻選手の走りってわ

        冬季トレーニングに向けて

          日本選手権10000m観戦 女子編

          国立競技場で開催された日本選手権10000mを観戦してきました。 すごかった! 本当に見事なレースで、いつのまに日本の長距離はこんなにレベルが高くなったの?と思いました。 女子は廣中璃梨佳さんが優勝。2位高島由香さん、3位小海遥さん、4位五島莉乃さん、5位樺沢和佳奈さん、6位下田平渚さんでした。 レース展開女子10000mのレースでここまで白熱したレースがあったでしょうか。 資生堂のジュディ選手がずっと75秒前後で引っ張っていたのですが、彼女が走っていたのは1コースの外側

          日本選手権10000m観戦 女子編

          シファン・ハッサンがロンドンマラソンを語る

          2019年のドーハ世界陸上1500mと10000mで金メダル、2021年の東京オリンピックは1500mで銅メダル、5000mと10000mで金メダル、そして2023年のブダペスト世界陸上は、10000mではゴール直前で転倒したものの、1500mで銅メダル、5000mで銀メダルという輝かしい成績を残したオランダのシファン・ハッサン選手。 1500mから10000mまで世界トップレベルのシファン・ハッサン選手ですが、2023年の4月にはロンドンマラソンにエントリー。初マラソンにも

          シファン・ハッサンがロンドンマラソンを語る

          春シーズン終了

          ほとんどいいところがないまま春シーズンを終了することにしました。 現時点で、全般的に走力が低いです。 スピードがない、粘りもない、長いのも走れない、ジョグも今ひとつ。 来週、関東マスターズにエントリーしていましたが、DNSして、基本的なトレーニングから積み上げて秋シーズンを目指そうと思います。 なぜこの状態なのかと振り返ってみたところ、この1年間の取り組みが甘かったと気づきました。 ちょうど1年前の今ごろ、体調がよくなくて、あまり走れていませんでした。7月、8月になっても

          春シーズン終了

          世界室内マスターズ陸上競技選手権2023 今の私に足りないもの

          ポーランドのトルンで開催された世界室内マスターズに出場しました。 結果は 800m 予選落ち 1500m 7位でした。 800mは、2組2着プラス5 で決勝に進出でしたが、私はなんと組でビリ。 話になりませんでした。 さすがにそんなていたらくは、人生初。 わたし、一体何やってんの? 観光で来てるんじゃなくて、戦うために来てるんだよ、と思いましたが、後の祭りです。 中2日あけて1500mは予選なしで決勝1本。 800mの結果から考えれば、8位入賞がギリギリのラインでしょう。

          世界室内マスターズ陸上競技選手権2023 今の私に足りないもの

          守谷ハーフマラソン 50歳以上の部1位!

          守谷ハーフマラソンを走ってきました。 結果は、1時間30分18秒(ネット)、1時間30分00秒(グロス)。 50歳以上の部、第1位でした。 記録には不満足 今回は、しっかり記録を狙っていたレースなので、結果としてはかなり不十分です。ハイテクハーフ の記録を短縮できませんでしたからね。 私はこれまでずっと「長い距離は苦手」と、真剣勝負を避けてきました。 前半ちょろちょろ行って、大丈夫そうなら後半上げる。 「意外と走れたな」みたいな満足感を得て気分よくやっていました。 で

          守谷ハーフマラソン 50歳以上の部1位!

          ハイテクハーフ1時間半切り達成!

          3年ぶりにハーフを走りました。人生で2度目です。 結果は、1時間29分48秒(ネット)でした。 初めてのハーフマラソンは2020年のハイテクハーフで1時間32分04秒(ネット)。 この時はスタート地点で会った知人のTさんから「一緒に走りましょう」と誘っていただいて最初の2kmが4’30。そこから少しずつ上げました。 ラストはTさんに離されたものの、それまでずっとペアランでかなり心強かったです。 これならもう少し練習すれば1時間半は切れるんじゃないかという手応えを感じたので

          ハイテクハーフ1時間半切り達成!

          ランナーが課題に向き合う時に気をつけたいこと

          人生には悩みがつきもの。ランナーもそうです。 私のランナーとしての悩みは「最初からそこそこ速いけど、練習しても大して伸びない」ことです。 こういうと「贅沢な悩み」と言われることがありますが、悩みに贅沢も貧乏もないですね。悩んでいるなら悩みです😄 その要因のひとつは体調が安定しないことだと思っています。 毎年、バイオリズムの大きなうねりがあるんです。 だいたい4月から8月くらいは不調。 日常生活には何の問題もありません。でもうまく走れない。走るとすごく疲れる。 秋になるとスッ

          ランナーが課題に向き合う時に気をつけたいこと

          失敗パターンを見極める

          レースを3本走ってきました。 10月8日 400m 71"68 足立秋季 10月10日 800m 2'39"44 上尾秋季 10月 16日 1500m 5'16"96 田園クラブ中距離記録挑戦会 でした。 特に1500m は、後半上げられてとても気分がよかったです。 今季、調子が明らかに下降気味になったのは6月中旬で、どうにもこうにも身体が動きませんでした。 なす術がないままなんとかトレーニングは継続。 だけど全然すっきり走れず、まさに我慢の時でした。 上向く気配を感じ

          失敗パターンを見極める

          過去との果し合い

          私は現役時代に、競技人生前半にピークが来て、その後は苦しい戦いをしたので、そこにトラウマがあります。 「なぜ伸びなかったのか?」は私の中で繰り返し考察するテーマです。 実のところ、30年ぶりにランニングを再開してからも実質、すぐに走れるようになったわりには、そこから伸びていません。 そういうタイプなんですかね。 だから後半に花開くような競技人生がめっちゃうらやましい。 駒澤大学→NTT西日本の小林歩選手はある種の理想。 駒澤大学→住友電工の加藤淳選手はほんまに頑張ってほし

          過去との果し合い

          MKディスタンス

          土砂降りの中、MKディスタンスを走ってきました。 レースを走るのは、世界マスターズ以来です。 ずっと体調が整わなくて、トレーニングは続けていたもののレースを走れる気がしませんでした。 でもそろそろ走らないとやばい、と思って1500mと5000mにエントリー。 いつも秋には調子が上がるし、と思って当初は5’20、20’30くらいを考えていましたが、トレーニング状況からしてそこまで走れそうになく5'30、21'30に下方修正。 結果は・・・ 1500m5’26”9   500

          MKディスタンス

          世界マスターズinタンペレ 5000m3位

          5000mは3位でした!  滑り込みセーフという感じのレースでしたが、世界大会初メダルはとてもうれしい。 前日に確定したスタートリストを見ると、速い選手の何人かがDNS。 ぎり4番くらいでいけるかも、と思いましたが、ずっと練習がうまく積めていなくて自分がどれくらいで走れるかがわからない。 焦って前に出ることがないようじっくりいこうと考えていました。 スタート直後から飛び出したのは、アメリカのMichelle Rohl。 800mで2位だった選手で、競歩で3回オリンピック

          世界マスターズinタンペレ 5000m3位

          世界マスターズinタンペレ 800m決勝4位

          走ってきました。ランキング通りの4位でした。 今の自分の状態がつかみきれず、順位を取りにいくことにしました。 なので周りを見ながら、とにかく闇雲に前に出ないことを誓ってスタート。 1周目は2番手につけたところラップが80"。かなり楽に感じたので、そこから前に出て、記録は2'41"でした。 昨年だしたPBが2'32ですから、かなり悪いです。 だけど、自分としてはよくやったかなと思っています。 いつも記録が出ない時は「なんで?」ということが多いのですが、今回はここにいたるまでに

          世界マスターズinタンペレ 800m決勝4位