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言葉の力 "発言一つで考え方も変わる" ポジティブ夫の教え
夫は有言実行の人。
言葉の力、言霊(コトダマ)を自ら体現しており、発言はポジティブ。
自分の発言が現実になる、というスタンスで、
夢や目標はどんどん口に出す。
逆に自分を下げるようなことは絶対言わない。
日々の生活でのちょっとした発言一つとっても、ポジティブでどこかユーモアがある。
夫といると、自己啓発本を読んでるような、
ある種の教祖がそこにいるような感覚にもなる。
夫の堂々たる生き方は、いつか本にできるのではないかというくらい、一緒にいて学びが多い。
というのも、妻である私は、夫とは逆の性格だからだ。正しくは、"だった"かもしれない。
私は、ネガティブな発言をしてしまいがちなところがある。
自分でも意識していなかったが、自然と発言がマイナス方向だった。
ちょっとしたことも悲観的に捉えてしまい、どんどん自分で自分を追い込む。
自分の言葉でさらに自分を追い込んでることに、まだ気づいていなかった。
"どうせ 私なんか"
自分を下げる言葉。
ここに続く言葉は、自分のできないことや、あえて発言する必要のない言葉だ。
しかも言ったところで解決はしない。
今思い返してみると恐ろしいかな。
昔の私は割とこの言葉を口にしていた。
これは本当にやめてと夫から言われたNGワード。
自分のことに自信がなく、
自分が嫌になることもたくさんある。
けど、そこで"どうせ私なんか"と言い続けたら、そんな自分を好きでいてくれる人に失礼になる。
夫が同じような言葉を使っていたら、確かに良い気持ちはしない。
大事な人にかける言葉を、自分にもかけてあげたい。
嫌になってしまう場面はどうしてもあるけど、
発言は自分でコントロールできる。
考え方、発言で変わる。
どうせ私なんか じゃない。
こんな私だからできることもある。
自分が好きではないとか言いつつ、結局は好きだから自分のために欲しい服を買ったり美味しいものを食べたりする。
自分とは一生ずっと付き合い続けるんだ。
嫌々言ってるよりそんな自分を受け入れて認めてあげた方が生きやすいはずだ。
どうせ私なんか以外のその他のネガティブワードの数々は、なかなか消えなかった。
夫の教えがあっても、元々の性格がコロッと変わるわけではない。
夫に都度指摘されながら、
そうかこれもマイナス方向の言い方だったか、
と気づかされながら、考え方と発言に気をつけるように生活した。
例えば、床に食べ物をこぼした時。
"あ〜もう最悪だ〜"
というより、
"はいはい、ちょうど床を拭きたかったところだったから食べ物が落ちてちょうど良かったわ。お掃除チャーンス!ほら、床まで綺麗になって最高じゃん。"
といった具合に。
極端に思えるような内容でも、
不思議と、発言一つで自分の心の持ちようが前と違う。
もし考え方が追いついていなくても、発言を無理矢理にでも良い方向に持っていくことで、その自分の発言に引っ張られて、考え方もそちらに向かう感じ。
あえて気持ちがプラスになるような言葉を発して、それが自分の耳から入ってくるから、より良い効果がある気がする。
言葉の力ってすごい。
夫の日々の発言に助けられてるのと同じように、
私の発言も夫に影響を与える。
私だって夫に良い影響を与えたい。
夫は教祖とは書いたけど、私への教えに使うパワーは無限じゃない。
夫も人間だ。
夫が苦しい時は、私の言葉と行動で支えたい。