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『星を編む』凪良ゆう
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※本文引用
「ああ、そうか。そうかもね。
わたしたちは幸せだったのかもしれないね。」
(引用ここまで)
2024年本屋大賞8位の作品。
2023年大賞の「汝、星のごとく」の続編である。
その続編を書いてくれた事に感謝を伝えたい。
苦しい日々の多かった前作に対して、
今作は、解放ともとれる。
主要人物だけでなく、
前作では脇を固めていた人々の、
過去とその後が描かれている。
想像していなかった過去に、
あぁ、この人もやっぱり、
抱えていたものがあったのかとため息が出た。
そしてその後のエピソードでは、
熱量の凄い2人に胸が高鳴ったり、
島の人々に普通では無いと言われた人達が、
人生の後半を、“普通”として生きていたり。
穏やかで静かなその日々は、
舞台となった瀬戸内の海のようだと思った。
図書館で借りたけれど、
購入して繰り返して読みたいと思う作品でした。
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