どうしたいのか
2015/10/8
月2回の飲酒が1回になったり、その1回でもおなかを壊したり胃が痛くなったりしている話を友人の葉月さんにときどき(いえ頻繁に)聞いてもらっている。
彼女は2014年に断酒をすることになったいきさつを初めて私が話した友人だ。ごちゃごちゃした私の話を真剣に聞いてくれてまた多様な視点で話をしてくれる。本当に大切なお友達のひとり。ありがたいと思っている。
さて、その葉月さんとのやりとりの中で
お酒に関して、このさき「どうしたいのか」・・・・
というはなしになった。
ワインとの関わり方について「こうしたい」と思ったことを彼女と話した後1週間ほど考えた。
私は自然にしていたい。
私なりにワインと自然なつきあい方をしたい。これが答えだった。
半年断酒以前のように飲むのも、完全断酒も私にとっては不自然極まりないこと。
月2回だけ飲酒可という、自分で決めた厳しい基準ゆえに友人たちと疎遠になったり、お酒が怖くて社交から遠ざかったりすることだって本当は私にとってはとても不自然なことだ。本当はもっと自然にしていたい。
だからもっと飲むということではない。
実際今も月1回に減ったりしているのでこのまま月2回を守っていくしかないだろう。
月1回になった時の余った回数を翌月に持ち越すかどうかは思案のしどころだが、2015年1月1日から9か月間、月2回を超えて飲んだことは一度もない。
だから、このままやっていくしかないのだから
せめて飲むときは普通の人々と同じように
楽しく美味しいワインを飲みたい。
たまに飲むときに胃腸が痛くなったりひどい胃腸障害を起こしたりしたくない。そんなことがない身体にしたい。
これ見よがしに書けば、私は完全なアルコール依存症だったわけではなく医師の命令に従いちゃんと半年(以上)断酒をやり遂げてこれからは少しずつなら飲んでもよいと言われたのだ。
崖から転落する直前か0.5歩手前で、とにかく崖っぷちからは帰ってきたのだ。
断酒中に私は充分自分と闘ってきたと思う。もうこれ以上は闘いたくはない。
知人の祝賀会で、親戚の結婚式で、もしくはお酒に合うイタリアンやチーズの前で自分だけワインを飲まないなんて「私にとっては」不自然なのだ。
断酒しても胃腸は治らなかった。おなかの調子が良くなったのは、葉月さんが教えてくれた豆乳カスピ海ヨーグルトを食べ始めてからだ。
「断酒で胃腸はよくなる」と言っていた住谷あゆむ先生もこの点では兜を脱いだ。
(しかし先生は、おなかはだめでも喉、肝臓、脳とか婦人科系の臓器は悪くはならないから飲まないほうがいいと言っていたが)。
私の場合、胃腸のよしあしは関係ないのだ。お酒を飲んでもやめても。
実際、普段の生活自体は「自然に」などと言っていられない。家事と仕事に追われ、特に家事は自分の思い通りには全くならず忙しくて大変だ。疲れもひどい。
だからせめて、譲れない外せない好きなものとは自然につきあいたい。
たまに飲むときぐらい胃腸なんかに邪魔をされたくない。
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