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【微積分】 〈12〉 放物線✖️直線(1/6公式)

 図形によって、囲まれる部分の面積の求め方は様々です。「代数と幾何の一対一対応の美しさ」という観点から観ると、代数的な「関数」から、幾何的な「面積」が求まる「積分」は、まさにその典型です。
 このシリーズでは、複雑な計算になりがちな「積分」について、スピードと確実性のアップを目指して解説します。


 前回は、関数のグラフに纏わる条件によって現れる領域について、その面積を積分で求める方法について解説しました。単項式に分けるMethodも紹介しましたが、やはり時間がかかってしまうことは否めません。

 時間と集中力コストを抑えるため、知られている公式を上手に使っていきましょう。

[Method] 放物線✖️直線=「1/6公式」=「a/6公式」

 放物線と直線で囲まれたフル面積→「1/6公式」or「a/6公式」


 この公式は、最頻出ではありますが、だからこそ陥りやすいミスもあります。放物線の2次の係数が6分のの分子に残るので、実は、「a/6公式」なのです。2次の係数 a を落とさないように注意しましょう。

 そもそも、2交点の端から端までフルフルの面積でないと使えません。途中からの場合はダメなので、グラフを描いて、フルフルかを確認するように心がけましょう。
 例えば以下の例では、

左のグラフの場合はOKだけど、右のグラフはダメ!
x<0の部分が含まれていなくて、フルフルじゃないからね。


〈例題1〉

囲まれた部分の面積

〈例題解答例1〉


〈問題2〉

〈問題解答例2〉


〈問題3〉

〈問題解答例3〉


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