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1つ以上のことが出来ない…問題の本質は何処か?

子育てと仕事がリンクすることってありませんか?

特に、人を育てるという観点で捉えると、子育てと部下の育成は近いものがあります。

《追記》2020/12/2 8:00
よく考えると↑この質問自体が愚問ですね…
家事・育児は親の仕事ですね。よく考えるまでもないですが…失礼しました(^人^)

❶家|子育てで起きている事象

私:(机の下に落ちてるボールペンを指差して)
机の周りをちゃんと片付けなさい!

子ども:うるさいなぁ。ちゃんと片付けるから!

❷仕事|部下の育成で起きている事象

[資料5枚をレビューしている場面]
私:(1枚目のスライドのレビュー中に)
この資料の位置付けを考えると、△△という表現に見直した方がいいと思いますがどうでしょうか?

部下:××という表現だとこちらの意図が伝わらないかもしれないので、表現を見直します!

❶の結果

ボールペンは拾われ、机の上に確かに置かれている
(私の心境)
おい!ボールペンしか拾ってないじゃないか!隣に落ちているテストと学校だよりと…
机の周りは片付いてないじゃないか!?

(子どもの心境)“拾いなさい”って言ってた時に指を指していたのは間違いなくボールペンだったはず。言われた通りにちゃんと拾ったのに、何が悪いの?

❷の結果

1枚目の指摘箇所確かに修正されている。
(私の心境)
この資料の位置付け
が分かっていたなら、指摘箇所と同じ観点で資料の見直しをすれば、残りの4枚のスライドも修正が必要だと分かるはず。
1から10まで指示しないといけないのだろうか…

(部下の心境)
指摘箇所
以外も修正をするように!とは言われなかった。あの時、言ってくれれば良かったのに。親切じゃないなぁ。

◆問題の本質は何処か?

❶も❷も同じレベルの話なんですよね。“1”を言われたから“1”をやる…なんとなく間違っていないように感じます。

問題の本質は何処だったのでしょうか?
 ▪︎解決しなければならないポイントは何?
 ▪︎この問題の根本的な原因(真因)は何?
 ▪︎目的を果たすための最も重要なポイントは?

❶❷どちらのケースも自分の頭で能動的に考えられていないわけですが、「なぜ、その“1”を言われたのか」「どうしてその状態に陥ったのか」「どうすれば良かったのか」「何が足りなかったのか」と自問自答する習慣を持てるかどうか、ココが鍵だったりします。

なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

言われたことだけをやる…これはとても大事なことですが、自分の頭で考えることをしないため、いつまで経っても同じような問題が顕在化し、繰り返し、繰り返し、同じような指摘を受けることになります。いま流行りの無限◯◯に入ります。

この類の話は、部下の育成だけでなく企業活動では常に起こっていて、足元の課題(のように見えるもの)に没頭するあまりに、根本課題(真因)を捉えられず、いつまで経っても火が消えないこと(いわゆるモグラ叩きの状態)がままあります。

まず初めにやること、それは…

あれやこれやと“打ち手”を考える前に、
問題の本質は何か?を考える努力をすること

子育てをしながら、日々、教えることの難しさを感じています。正直、子育ての方が難しく全くコントロール出来ていません(マネジメント失格です)😅

◆「で、何なの?」は思考停止になりがち

「問題の本質は?」「イシューは何?」「で、何なの?」みたいな“どストレート”なコミュニケーションは、相手を思考停止状態に陥れるのでゼッタイにやってはいけません。無能なマネジャーがやりがちです。

子育てにおいても、仕事においても、相手を思考停止に陥れる高圧的なコミュニケーションになってませんか?

◆問題の本質を考えるための本

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