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キックボクシングジムにて、組織文化構築の気づき

昨年末の記事でチラッと書いたので知っている方もいると思うが今年1月から習い事を始めた。

それはキックボクシング。

小学生のころ空手をやっていました、とかでもなく、今まで人生の中で触れてこなかった格闘技。
自分自身全くやったことない分野への挑戦。
週に1回ではあるが、1時間、クラスみなでボクササイズ的なコースがあり、それに参加している。

1月、通い始めは本当に憂鬱だった。
10名くらいの参加者でほとんど男性、しかもいかにもやってそうな人ばかり。
ミットの持ち方もワンツーフックも構えも何もわからない私は何をやっていいのかすらわからない。
何をやっていいかわからないが見よう見まねでとりあえずやる。
「しみずさん、チカラが入りまくっていますよ」
ジムのサブトレーナーの方から何度も指摘を受ける。

知らないことやったことがないことを行うと、チカラも入るし疲労も早い。

クラスでは2分間、トレーナーの方が提示したメニューをひたすら動き、交代でミットを持つ。30秒の交代時間のみで次の2分が始まる。

汗、だくだくである。

トレーナーの方はたぶん現役で試合でている系、かつ、
見た目イカツイ系、かつ、
絶対街であったら反対車線に道を変えたい系の風貌。
体格よく短髪の金髪。

話を聞いてみると同い年。
受講生への体育会系的指導&(愛のある)イジリでクラスの雰囲気を作る。

1月後半から若い女性や大学生の男子が増えてきた。
「今日初めてなんです」
「私も入ったばかりですよ」
1か月しかやっていないのに先輩である。

先輩になるとなぜか余裕が出てくる。
「ミットは終わったらこうやって拭くんですよ」
「お疲れさまでした、先に失礼します」
ちょっと先輩なので自分から新人に向けて言葉をかけたり、教えたりする私。

「しみずさんは何をやっているの?」
「会社経営してます」
「じゃあ金持ちじゃん社長、差し入れ毎回持ってきてよ」
「それは単なるタカリ」
トレーナーからもイジられだす。

1度、東京出張の際にお土産を買っていったら毎回お土産タカリがエスカレートしてきた。
「社長、今日差し入れは?」
「毎回持ってこないって」
「次来るときは忘れんなよ」
「だからないって」
くだらないおじさんとのやり取りである。

2月になると、1月のクラスメニューと内容が変わった。
ペアで鍛錬する、という1月から、みんなで楽しむ、というような雰囲気。

「3月はまたメニュー変えるの?」
「もう考えてある。より楽しく苦しいメニューにするけどね。」
トレーナーが答える。

地下鉄の駅のホームにジムのポスターがデカデカと貼ってあった。
今年に入って集客を頑張ろうとしているのだろう。

初めましての環境は皆憂鬱である。
自分から何かをしなければならない、と思いながら参加するのでチカラも入るし気も遣う。
周りの諸先輩方の声掛けや配慮が多分に心の救いになる。
声掛けや配慮がない組織に入り、なんとか自分で慣れていった場合は後輩が入っても同じことをする。

文化である。

これから我々も組織を広げるのでどういう文化にしたいかはまずトップの私の行動次第。
一番無邪気で楽しい雰囲気を出し続けていき、新たなことになんでも挑戦していく文化にしていきますねー!

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