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後回しにしない技術
後回しにしない技術は中田敦彦のYOUTUBE大学で紹介されていたのをきっかけに知った。かれの動画は好き嫌いは別にしてポップな表現で端的にわかりやすく要点を説明してくれるので、何か面白い本がないかな~って考えている時に彼のYOUTUBEをみると参考になる。
たまに、聞いててイラっとするけどね~(笑)
この後回しにしない技術の作者は韓国の心理学者であるために、様々な心理学の論文を参考に科学的に後回しにしてしまうメカニズムを説明しながら、じゃあそうならないためにを解説してくれる。
分かっているけど・・・、そうなんだよね・・・的な思い当たる事例が山ほどあるものだから、耳が痛くなる。
この本では成果を上げるための方法として3つの前提がある。
①成果 = 力量 × 実行力
②実行力は技術
③実行力は 決心の段階 → 実行の段階 →維持の段階
成果を出すには、力量(才能とか、センスとか、その時点の能力)と実行力の掛け算であり、どんなに才能豊かでも行動しなければ結果は出ない。そしてその行動(実行力)は持って生まれたものではなく、だれでもできる技術なのである。だから、成果を出すには行動することが大事だが、多くは行動せずに、言葉にしているだけで終わる。
『おれは海賊王になる。』
まあ、口に出し言っているだけましだが、自分はできない、あなただから・・みたいな行動しない理由が出てしまう。
そういえば、ホリエモンが成功する条件にしつこさとか言っていたな。やると決めたら、やり続ければいいのに、なんかあっさりと赤字でした。うまく行きませんでした。みたいなことを言う人が多い。まずはやれよ!だそうだ。
実際に人が行動するためには3ステップがあり、その3つのステップそれぞれ実行できない(後ろ向きになる)原因があり、それを超えるための技術として20の方法を紹介してくれている。
成功のイメージに逃げ込んではならない
これは、結構目からうろこでした。最近、創業塾でも良く話すんだけど、何かを達成するためにはビジョンを描きなさいなんていわれている。ビジョンボードとかはやったよね~。
ダイエットしたかったら、自分の理想となる姿を見えるところに張り出しなさいなんてやつ。ところが、これだけではダメらしい。
切実に願い生き生きとイメージしさえすれば夢がかなう。といった自己暗示は効果がなく、かえって達成に邪魔になるそうだ。
『何~やっちまったな!』ってかんじですね。
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ある大学で高い点数を取った場面を毎日イキイキとイメージしてごらんと言ったグループとそうでない大学生のグループを比べてみたが、高い点数がとったのは、イメージしなかった学生だったそうで、同じような実験はダイエットでも同様の結果が出たそうだ。
つまりはバラ色の人生をイメージしてばかりいる人たちはイメージの中に逃げ込む可能性が高いそうで、まあ、願っているだけでは夢は叶わないって当たり前のことを突き付けられてしまっています。
実際にこうならないために、プロセスの視覚化と成功者の真似をするという二つの方法を紹介しています。
『ひそかな誓い』はかなわない。
大学生を対象にした実験で1番目は自分が取りたい目標点数を公開する。2番目のグループは目標の点数を心の中で考えた。3番目のグループは何も支持しない。その結果1番目のグループが最も高く、2と3番目には優位な差は出なかった。つまり、ひそかな決心は決心しないことと同じであった。
人は自分に対して嘘をつくことができない。だから宣言をするとそれを守ろうという意識が働く。これを公開宣言効果というらしいのだが、良く営業でもスモールステップとか、小さなYESをいわせ続けると、結果NOと言えなくなる技術がある。こうして、自分に対して一貫性を保とうしてしまうそうだ。
このSNS時代に、公開する方法はたくさんある。公開することで、自分を追い込んでいく、逃げ道を減らしていくことで、行動につなげることができる。
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ツイッターで定期ツイートすることでダイエットしたり、勉強時間を毎日後悔することで資格勉強をしたりと、実際に上手く活用している。
企業では会社の理念や考え方を徹底期に外に発信することで自社の考え方や文化を浸透させたり、朝礼で唱和することで言葉に出す習慣をつけるなどいろいろと応用がきくわけだ。
創業段階での活用
創業塾などでこの本の紹介をするが、この20の方法は色々と役に立つ。
●ベストのタイミングは常に今。
『いつやるの?今でしょう‼』は流行語の一つになりましたが、いつが創業がするのに良いですか?って質問がある。創業するタイミングは常に今なわけだ。コロナで不安なんですけど?っていう人がいるが、コロナじゃないピンチが来たら、また先延ばしにされる。環境変化が激しい時代には、新規事業が伸びやすくなる。恐竜と一緒。
環境変化についていけない生物は淘汰され、新しい環境に適応した生物が生き残る訳で『適者生存の法則』は、生物だけでなく企業やビジネスにも当てはまる。
コロナは時代を10年早く進めたと言われており、大事な変革期と言われている。失われた30年はイノベーションができなかった30年である。今まで通りで何とかなっちゃったんだよね。でも、世界はそうではなかった。だから日本だけが成長しなかったと言われている。でもコロナは今まで通りではダメになるので、変革に迫られた。これは大きなちゃんとなる。
だから、このコロナでコロナだからこそできるビジネスだってあるし、コロナによって変わって時代に上手くアジャストできれば一気に成長できる。
一読の価値があるので、ぜひ、参考にしてみて下さい。