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スポーツ界にもオープン戦略を。
「オープン戦略」
オープン戦略とは、自社の新技術などを標準化したり、無償開放して、市場に浸透させる戦略のこと。
技術やノウハウなどをオープンにすることで、それらが市場のスタンダードになり、その後の事業展開を優位に進めることを目的とした戦略である。
反対にクローズ戦略は、特許を取得するなどして独占する戦略。
以前はオープン戦略という考え方は珍しかったが、今ではだいぶ一般的になっている。
オープンとは言っても、要となる技術などはオープンにしない場合がほとんどではあるが。
このオープン戦略が必要なのがスポーツ界なのである。
スポーツ界で働いてみると感じるのが、他の業界と比べノウハウなどの
蓄積が非常に少ないこと。
なにか新しいことに取り組もうと思った時、ゼロから考えないといけないことが多く、労力が余計にかかる。
どこかのチームやクラブ、あるいは他のスポーツの成功体験がノウハウ化され、オープンになっていれば、それだけ成功までの道のりが短くなるはずだ。
しかもスポーツ界が他業界と比べてオープン戦略に向いているのは、
簡単には顧客(ファン・サポーター)を奪われないことだ。
仮に自分達の取り組みが真似をされたとしても、ファンやサポーターが真似をしたチームやクラブに奪われることはない。
昨日まで川崎フロンターレのサポーターだった人が、急に次の日から鹿島アントラーズのサポーターにはならない。
もちろんそうなる可能性もあるかもしれないが極めて低い。
だからノウハウや成功体験などは積極的にオープンにして、真似して真似されるべきなのだ。
そうすることで自分達だけでは出来なかったことも出来るようになるし、
1人では盛り上がらなかったことも盛り上げることが出来る。
ノウハウや成功した経験をわかりやすく体系化・言語化し、共有する。
それがスポーツ界の発展に繋がるはずだから。
スポーツ界こそオープン戦略!