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プロ野球やJリーグを超える?Bリーグがもつ3つのポテンシャル。

盛り上がりを見せたオリンピックでの男子バスケットボール。

予選突破は出来ませんでしたが、強豪国相手に大健闘を果たした日本。

その日本代表選手のほとんどがBリーグに所属する選手でした。


そんなBリーグはまだ設立されたばかりですが、プロ野球やJリーグを超える可能性を秘めているのです。

今日はBリーグがもつポテンシャルについて投稿したいと思います。

(参考:スポーツビジネスイノベーション 間野義之編著)



まずBリーグが設立された背景から説明したいと思います。


かつて日本のバスケットボール界は

ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)と、

日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)という

二つのトップリーグが並立していました。


NBLとbjリーグは完全に分裂した組織でした。その為、2020年オリンピックの開催国が東京に決まった際、国際バスケットボール連盟(FIBA)から組織を改革しないとオリンピックに出場できないと異例の命令が下りました。


それでも改革が進まない事態を見かねた外部識者からの圧力が高まり、ついに2015年9月15日「Bリーグ」としてスタートしたのです。



2015年に設立されたBリーグには3つのミッションがあります。

①世界に通用する選手やチームの強化

②エンターテインメント性の追求

③夢のアリーナ実現

このようにプロ野球やJリーグの良いところは踏襲しながらも、Bリーグらしさを追求し、競技としてのバスケットボールだけではなくエンターテインメントとしてマネタイズしていくことを目指しています。




そんなBリーグは、プロ野球やJリーグを超えるポテンシャルがたくさんあります。

その中でも今回は下記の3つ取り上げたいと思います。


①コンパクトなチーム設計

試合数(ホームゲーム数)の多さ

③エンターテインメント性の追求



まず①コンパクトなチーム設計です。

Bリーグの規定では各試合に登録できる選手は10~12人です。

これはプロ野球の29人、Jリーグは25人と比較し半分以下です。

スポーツクラブを運営する上で大きなコストとなるのが、選手の年俸です。

登録選手が少ないということはそれだけ少ない予算でチームを運営が可能になるのです。


Bリーグの全選手の平均年俸は1,600万円(2019年)と言われており、1チームの年俸合計は2億円くらいで維持できるのです。

つまり他のスポーツよりも黒字化しやすくなります。


黒字化し、収益をあげることでその収益を選手の獲得や設備投資などにかけることができる為、より魅力的なチーム・リーグをつくることが出来るのです。

これがまず一つ目のポテンシャルです。




つづいて、試合数(ホームゲーム数)の多さです。

先ほどチームの人数は少ないと言いましたが、試合数は実は多いのです。

ホームゲーム数が、Bリーグは約30試合、プロ野球が約70試合、Jリーグが約17試合です。


プロ野球にはもちろん及びませんが、Jリーグの2倍近く多くホームゲームが開催されます。

ホームゲーム数は2倍ということは、それだけチケット収入が見込めます。

また見てもらえる機会や人も多い為、スポンサー収入も見込めるでしょう。


人数が少なく済んで、試合数が多いということでプロ野球やJリーグと比較して収益の上げやすさ、運営のしやすさは言うまでもないでしょう。


これがBリーグのもつポテンシャルです。




そして最後が③エンターテインメント性の追求です。

上述したBリーグのミッションでも掲げているエンターテインメント性の追求というのがBリーグの一番のポテンシャルだと考えます。


Bリーグにはたくさんの競合がいます。

スポーツ界ではプロ野球やJリーグなど。

エンターテインメントとして考えると、映画や音楽ライブ、舞台など。

週末のイベントとして考えると、遊園地や水族館、博物館なども競合と言えるでしょう。

それだけ消費者には選択肢がたくさんあるのです。


その中でBリーグを選んでもらう為には競技力の向上だけでは不十分です。

試合も含め、演出などのエンターテインメント性で楽しませられるかどうかで週末の貴重な時間をBリーグに充ててもらえるかが決まります。


またプロ野球やJリーグと比較し、新しい組織なので新しい取り組みが取りやすいとも言えます。今までのスポーツ界の常識を良い意味で裏切ってくれるでしょう。


これが3つ目のBリーグのポテンシャルです。




今後も益々目が離せないBリーグのポテンシャルについて取り上げました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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