歴史から学ぶ~偉人伝・田中正造「真の文明は...」~
半澤洋です。
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昨今のコロナでも経済を優先すべきか、感染防止を優先すべきか、様々な意見が飛び交い、いまだその結論は出ていません。
私たちが生きるこの時代の課題そのものです。
経済だけをを優先させず、地球をいい状態のまま次の世代に渡すために掲げられている17の目標と169のターゲット。
SDGsは政府や企業だけでなく、個人一人一人が生活を通して向き合っていくことだと思いますし、決して一時的なものや、ブランディングのために使用せず、持続可能な社会を実現するためにも一人でも多くの人にその大切さが浸透していくべきだと思います。
時代を少しさかのぼると、同じように近代化が進む中で持続可能な社会の実現のために戦った人がたくさんいます。
その中の一人が今回紹介する、「田中正造」。
1890年代、鉱山で取れる銅は様々な場所で使われる貴重な資源でした。
かつ経済発展の真っただ中にあり、たくさんの被害が出ているにもかかわらず、政府も問題に目をつぶっていました。
日清戦争が勃発すると銅の重要性はさらに増し、それに比例して被害は拡大。
田中は何度も国会で訴えるが、政府は全く手を打たない。
田中は最後の手段に出る。
議員を辞職し、直後に天皇に直訴。
この田中の決死の行動が関心を集め、世論を動かす。
しかし、政府は問題をすり替え、実際に鉱山が停止するのは田中の死後60年後の1973年。
生涯、この問題と向き合い、すべてをかけて国と戦った田中の遺品は、
わずか、すげ笠1つ、頭陀袋1つ、日記3冊、書きかけの原稿、帝国憲法、新約聖書、はな紙のみ...。
現代だけでなく、SDGsが成り立つその100年以上前から経済と環境の共存に命を懸けた人がいる。
そういった人たちの意思を継ぎながら、私たちも次の世代に誇れる状態で社会を渡したいものです。
「「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし。」
田中正造
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