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体温と発熱

こんにちは、2週間ぶりの投稿になります!
今回は【体温】と【発熱】についてのお話です!

人間は食べたエネルギーの80%を使って体温を37℃くらいに保っています。
人間には2つの体温があり、上記のように37℃くらいに保たれている温度を核心温度と言います。
核心温度は常に一定の温度で外の環境に影響されにくいです。
体温計で測る温度が核心温度になります。
ちなみに一般的に脇の下で体温を測りますが、脇の下で測った温度は核心温度よりも0.8℃低い温度になります。
その他にも口腔(口の中)や直腸でも体温は測れますが、核心温度と同じ温度が測れる場所は、直腸になります。
核心温度は常に一定に保たれるように制御されていますが、1日の中でも核心温度が高い時(夕方)と低い時(早朝)があります。
この体温のリズムをサーカディアンリズム概日リズム)と言います。

もう一つの体温は外殻温度と言います。
簡単に言うと、肌で感じる温度です。
核心温度とは違って、外の環境に影響されやすく温度変化もあります
冷え性などもこの外殻温度で感じる部分になります。

ちなみに低体温症というのを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これは核心温度が35℃を下回ってくると、その状態であり非常に危険な状態です。
ですが、もちろん身体はすごいので基本的には発熱というもの行って、そうならないように体温調節を行ってくれています。

〈体温調節の仕組み〉
体温低い
 ↓
脳の視索前野(情報をキャッチ)
 ↓
発熱を指示
 ↓
運動or食事orふるえ
 ↓
発熱

体温調節の仕組みを簡単に説明すると上記みたいな感じ。
基本的に人間は運動食事ふるえ(ふるえ熱産生)の3つで熱を生み出しています。
また、身体に異常があった場合でも発熱は起こります。
例えば風邪、ウィルスなどによって分泌されるサイトカイン(炎症や免疫、情報伝達などに関わるタンパク質)による発熱やストレスなどの精神的なものによる発熱、脳内出血などの中枢的なものによる発熱などがあります。
これらの発熱は身体の異常を知らせてくれるサインでもあります。
その他にも非ふるえ熱産生という特殊な発熱がありますが、これは褐色脂肪細胞を利用して発熱する仕組みです。
非ふるえ熱産生を上手に利用するダイエットに役立ちます。

生きる上で重要な役割を持つ体温と発熱のお話でした!


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