悉無律の先天性と可塑性
生物には、ア・プリオリに悉無律が設計されている。無反応であれば0、反応すれば1の二分法である。
一般に言われる「センス」も、選好を判断する悉無律の単位の集合体によって成立している。
悉無律のシステムは、ア・プリオリ要因とア・ポステリオリ要因のいずれもを内包している。
ア・ポステリオリ要因の悉無律は、外的要因によって変化する。可塑性次第で、主体の外的環境の普遍妥当性の程度によって、センスの確からしさは変動する。
主体という項の可塑性(外的要因による変化の変域)は、前項のように、ア・プリオリな進化論的要因もア・ポステリオリな環境要因も内包している。
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