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ネタバレサイト運営で初の逮捕者

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ネタバレサイト運営で初の逮捕者

2024年10月29日、宮城県警は、人気アニメや映画のストーリーを権利者に無断で文字起こしし、関連する画像とともにウェブサイト上で公開したとして、当該ウェブサイトを運営する会社経営者ら3名を著作権法違反の疑いで逮捕した。

宮城県警によると、逮捕容疑は、アニメ「オーバーロードⅢ」や映画「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」、「ゴジラ-1.0」などのセリフや登場人物の動作、場面展開などのストーリーを権利者に無断で克明に文字起こしし、スクリーンショットなど関連する画像ととともにウェブサイト上で公開し、合計12社の著作権を侵害したというもの。
いわゆる「ネタバレサイト」で逮捕者が出るのは初めて。

▼Keyword

著作権侵害

著作権のある著作物を、著作権者の許諾を得ないで無断で利用したり、自分が創った著作物だと騙して利用すること。

著作権侵害が認められるには、侵害が疑われる創作物が他人の著作物に依拠していること(依拠性)、侵害が疑われる創作物が他人の著作物と同一または類似していること(類似性)が必要となる。ある創作物について他人の著作物との類似性が認められるとしても、既存の著作物を知らずに創作した結果偶然に類似した創作物となった場合には、著作権侵害は成立しない。
著作権を侵害した場合、著作権者から侵害行為の差止めや損害賠償請求、不当利得返還請求などを受ける可能性がある。また、刑事罰も定められており、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処される可能性がある。

※コンテンツは弁護士が監修しています

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