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ZINEを作ろうと思ったきっかけを改めて<後半>
前半はこちら
作品集を作る。
前半では、実際に売られているZINEとの出会いの話でした。
それとは別軸で、自分は売る予定はないけれど、と作品集を作ろうと思っていました。
自分はSNSを中心にデザインとイラスト名義の活動を発表しているのですが。それらをまとめた冊子が欲しかったのです。
今思えば、一番最初のZINE作りでした。
自分が制作したイラストやデザインの実績をまとめて、解説文を入れたり。A5サイズ、28ページ構成のブックレットを作成しました。
無限に投稿したり、削除・追加ができるWEB上とは違って、本は見開きも有限。ページを増やせば増やすほどコストも、制作時間も増えていきます。
そんな中で、自分ができる範囲のことを考えて一冊作り上げることは時間がかかりましたが、とても勉強になりました。
この作品集は、当初販売予定はなくクライアントに無償で配りました。
ZINEのイベントにお客さんとして、参加する
いよいよ最後のお話し。
ZINEを作りたい!と思った最後のきっかけはZINEのイベントでした。
これも本当にたまたまなのですが、前半にも出てきた個人書店・1003のお店で本を購入した時に、目についたフリーペーパーが「ふたばZINEフェス」。
私の家から、数駅で行ける近所でZINEが集まるイベントが開催されるとのことを知り、お客さんとして参加しました。
誰か知り合いが出店している、という感じではなかったのですが、興味があり行ってみました。
そこでは、長い会議机に本が並べられていて、出店者さんが後ろに座っているという光景が!
出店者さんは、並べられている本の作者さんということが多く、驚きと同時に感動がありました。
手にとる本も、テーマが日記をまとめたものだったり、全国の銭湯巡りを記録したものなどユニークでニッチなものが多くて興味を引くものばかり。
楽しいのと同時に、「いいな、私も作ってみたい」という気持ちが出てきました。
私にも作れるかも、出店ができるかも。そんな出会い
最後に訪れたブース、こちらが運命の出会いだったかもしれません。
出品している作品がホッチキスで留めてある、白黒コピーの本!自宅印刷!全て手書き!
これなら私も作れそう、と思えました。
出店者の中では、個人出版とは思えない、クオリティの高い本もたくさんありましたが、このブースの本は、なんだかちがう。全て手書きで、白黒コピーで、落書きのよう。でも、なんだか惹かれる感じがある。
その時に、この気軽さが個人出版、ZINEの良さだし、醍醐味なのだな。と感じました。
実際は、簡易なつくりなだけであって、中身を充実させることは簡単なことではないですし、ほしいなと思ってくれる人がいるものを作れるとも限らないのですが!しかし、この時の自分には「まず作ってみる」というプレッシャーを和らげて、背中を押してくれるような出店者さんとの出会いでした。
これをきっかけに、「作る」というハードルと「作ったらイベントに出る」という目標が生まれて、一気に自分の中のZINEブームが到来したのです。
初めてのZINE作りから、出店まで
さて、ZINEを作るきっかけのお話をしてきました。
6月末に、ZINEを作ることを決めてから、私はどうしたでしょう。
約半年かけて、同年11月にZINEを無事完成させることができました!
<実際の販売ページ>
11月の完成と同時に、順次本屋さんでのお取り扱いもいただくようになりました。
そして目標ゴール!イベント出店もついこの間の1月中旬に達成!
目標を達成したのですが、これで終わり、とならず「またやりたい!」とすっかりZINEを作ることが好きになってしまいました。
また新しい本づくりを始めています。
色々と、ZINE作りの記録をこのnoteでは残しているので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
フォロー、いいね!増えると、嬉しくなるので色々記事更新が増えていくと思います。よろしくお願いします!
【最後に】
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ZINE作家さんにもこういったエピソードがお一人お一人にあるのかと思うと、出会うだけでワクワクしてしまいます。
また、作りたいなあと思っている方とお話しするのも大好きです。これからもZINEブームが続いて、もっと盛り上がったらいいなと思います!
それでは!