初めての文学フリマ京都ワンオペ出店レポ（mouikko.）
どうも、神戸のひとり出版社mouikko.です。
先日、文学フリマ京都にて初めてのイベント出店をしてきました！昨夜京都から帰ってきて荷解きを終えてひと段落。今日はその日記をただただ書いてみます。
初出店の人間がどんな動きをしていたのか？ぜひ気になった人は読んでくれたら嬉しいです。
搬入編
歩いて持って行けるだけ持っていこうと決めて、機内持ち込みができるサイズのキャリーケース1つ分の本とその上に乗るくらいの什器を準備しました。
一番推しの「教養としてのビュッフェ」
遠方組なので、ボランティア参加はせず、入場は10:00~の出店者入場で入ることにしました。
設営は簡易なものでしたので、そこまでシビアに考えていなかったのですが、搬入を手伝ってくれる予定の夫には「絶対に早く行った方がいい、早いに越したことはない」と言われて、入場可能時間の30分前に到着。するとすでに出店準備をするための入場口には数組すでに並ばれていて驚きました。10分もすれば、その列は会場出口まで続く長さになりました。早すぎるなんてことはなかったです。
15分ほど前倒しに入場させていただいたので、実質の待ち時間は15分足らずでした。
ブース設営編
mouikko.のブースは幅90cmの長机半分のサイズ。家で少しシュミレーションしたものの、いざ目の前にすると緊張してきます。周囲の黙々と準備する雰囲気が気になりつつ、自分も荷解きを開始。
こんな感じでブースを作りました。
ブース作りについてはまた備忘録も兼ねてnoteを書きたいと思います。
会場時間ギリギリまで焦って設営していたので、早めに入場できて助かりました…。
いよいよ販売開始！会場直後の様子
さて、11時に会場の合図。続々とお客さんが入場されます。お目当てのブースに一目散に向かっている方が多いように感じられました。
始まってすぐには私のブースは、素通りされることが多かったので、足りない準備を間に合わせるために内職をコソコソしていました。
10分くらいして…初めてのお客さまが！
ブースに立ち止まられて、少し立ち読みをしてくださった方が最初に購入くださいました。
一番最初に売れた本は、最新作の日記本でした。
嬉しくて、「どこかで知ってきていただいたのですか？」と興味で聞いてみました。Xのアカウントで知っていただいたらしく、めがけてきてくださったらしいです。（嬉しい）
今回の文フリに向けて11月に始動したてのアカウントだったので、フォロワーは70人ほど。影響力がさほどないアカウントに関わらず、こうして気にかけてくださる方がいるのだなと嬉しく思いました。
#文学フリマ京都 とタグづけをして投稿していた効果だと思います。投稿していて良かったと過去の自分に感謝しました。
SNSで興味を持っていただいた後に、実際に手に取ってもらい購入いただいたこともすごく嬉しかったです。
会場も温まってきたお昼くらいのブースの様子
30分くらいもすると、入場待ちをされていたお客さまもどんどん来られて会場の人口密度がどんどん高くなっていくのを感じました。
私も数件のお買い物を経ていて、オペレーションに慣れ始めていました。やって良かったなと痛感したことは、商品の値段を500円と1000円に限定したことでした。
お釣りのやり取りがほとんど発生しなかったので、ワンオペには効率のいい価格設定でした。金銭のやり取りにストレスがなかったので、お客様との会話も楽しみながら販売をすることができました。
ちょっと困ったことがありました。
一人のおじさまが立ち寄られて、作った本を見て欲しいと本を手渡されました。初めはお話を聞いていたのですが、少し一方的な長話になってきてしまっているのが気になりました。どうやら「ZINE」を交換してほしいという内容でしたが、その方は私の本を試し読みもしていないですし、関心があるようにも思えません。長話の内容も含めて、なんとなく応じるのは嫌だなあと思いました。
「ごめんなさい、交換できません」と勇気を振り絞って言いました。「けちだなあ」と言われて、その後もお話を続けようとされていました。その時に運よく他のお客さまがブースに来られて、私はその方の対応をさせていただきました。
接客がたまたま続いたので、そのおじさまは去っていきました。しばらくその出来事に心が引きづりましたが、ブースに寄ってくださる他のお客さまに間接的にすごく、すごく救われました。
困ったことがあったら運営に連絡を、と文学フリマの運営局さんがアナウンスをしてくださっていたことが渦中でよぎったのですが咄嗟に判断ができなくて、こういったこともあるのだなと勉強になりました。
そこからはずっと立ちっぱなしでお店番
お昼を過ぎてくると、お客さまはだんだん「お目当て」探しから、「散策」モードに切り替わってきた感じがしました。
有名ブースではない私のブースも、お客さまの視野に入ってきた実感が湧いてきました。
立ち読みをしてくださっていると、人気のブースなのかな？と思ってくださるのかもしれません。常にお客さまがいらっしゃる時間帯が増えてきました。
立ち読みをされている方には、本の内容についてお話をしたり、少し興味を持っていただいているかなというお客さまにはそれぞれの商品の概要を伝えたり話しかけて試し読みを促しました。
本は、丁寧に扱わなければ。と大事に思ってくださる方がすごく多くいらっしゃったので「試し読みサンプル」と大きい文字の印があったら便利だったろうなと思いながら、そこはお声がけでカバーしていきました。
お話をしているうちに、椅子から立ち上がることも面倒になってきたので、ずっと立ちっぱなしで接客していました。
最初はお客さまって話しかけられるのが嫌かなあ、と思って気を使って座っていたのですが、自分のブースの場合は、立ち上がってお話をした方が会話に盛り上がって楽しんでくださったように思えたのでそちらに切り替えました。
売り切れ商品も出始めました。
後半30分にはついに売り切れ商品が出ました。自分にとっては意外な本で、自分のデザイン作品集でした。
普段は非売品なのですが、反響が気になって並べた本です。（note記事も少し反響があった）
イラストが可愛い！と一目惚れで購入くださった方が多い印象だったので、イラスト集の需要もあるのだなと次回作の参考になりました。
SOLD OUT!の札は、使ってみたくて、直前に作って用意しておいたのですが、使えて良かったです。
初出店のmouikko.ブース！販売数はいかに？
終了です！の合図の後に「まだ売ってますか！」と駆け込みで1組。そのお客さまがラストで文学フリマ京都は終了しました。
さて、合計200部近くキャリーに詰め込んだ私のブースの販売数はいかに？
それは、売り上げ報告とともに別の記事でまとめてみることにします。よければフォローどうぞ！
午前中に少しゆとりがあったものの、午後はずっとお客さまとお話ししていたので、ワンオペの自分には「やりきったな〜」という達成感がありました。
もう少し売れているとしたら、あまりお話しする余裕がなかったかなと実感しています。デビューにしては、満足感のあった出店でした！
ちょっと反省。他のブースが見られなかった。
お手伝いで夫を召喚していたのですが、「ブランディング的に俺はいない方がいいかも」との理由で、陰から見守る形で買い出しなどのお手伝いに徹してもらいました。（おじさん事件の時にすごくいてほしかった〜）
それはそれで良かったのですが、他のブースを見て回る余裕がなかったことが今となっては悔やまれます。
ブースに来てくださる方の中には出店者さんも多く、中にはXでフォローいただいていたり、気になっているブースさんもいらっしゃいました。
遊びに来てくださって、とても嬉しかったのですが、自分もブースに遊びにいきたかったしご挨拶も回れなかったのが後悔しています。
自分のブースに次々と来られるお客さまとお話しするのが楽しくて、自分のブースから出られずにいました。
次回は、少しメリハリをつけて「5分後に戻ってきます！」など堂々と数回席を空けて、視野を広げたいなと思いました。（ブランディングに合わなくとも、せっかく会場内にいた夫に店番を頼んでおけばよかった…！）
まとめ。初出店の文学フリマ京都は自分的には及第点だったと思う！
以上、終わった後の爽快感も踏まえて、自分的にはトータルでは楽しく終えることができたので、大満足の初出店でした。
多少後悔があることもありましたが、初めてのことだったので次回に活かせる糧として受け止めておこうと思います。
文学フリマに出てみたいけど、どんな感じなんやろ？と気になっている方の参考に少しでもなれば幸いです。
また、当ブースにお越しくださった皆様、最後になりましたが本当に嬉しかったです！ありがとうございました。
このnoteでもしつこく・大変しつこくお知らせをさせていただいたので、note読んで来ました！とお声がけいただけることもすご〜く励みになりました。
オンラインで繋がっている方とリアルにお会いできる喜びも初体験でした。一番初めての出店で、こんなに楽しかったからしょうがない！また文学フリマに出店してしまうと思います。
その時はまた、どうぞよろしくお願いします！！
【お知らせ】
今回の文フリで販売した商品は一部BASEで購入可能です。買い損ねた！という方いらっしゃったら、どうぞご確認ください。
＜今回出品したmouikko.の一覧が見られます＞
<今回一番売れた本の詳細です>