思いは招く
夢って叶う範囲でしか願ってはならないのだろうか。そうではない。お前には出来ないってことを願って何が悪いのだろうか。夢なんだ。ニンゲンは出来ないことが出来るようになるってことが大切なんじゃないかなって。
ウエマツ ツトムはそう言う。
いつだって、夢の邪魔をするのは夢を叶えたことがない、やったことがない無責任な大人たちなんだ。「どうせ無理」なんてこの世でいちばんの悪魔の言葉だ。「よしやってみよう」って言えるようなニンゲンになりたいよなっていつも思う。
テストの点数ってなんの意味があるのだろうか。ここ4、5年ずっと疑問に思っていることだ。毎日たくさんのヒトをみているが、別に点数が高いヒト、偏差値が高いヒトに必ずしも魅力を感じるわけではない。むしろ、そんなところじゃないもっと違う何かにいつも惹かれる気がしてならない。テストの点数を取るといい高校や大学に入れる。その先に待っているのはいい会社なのだろう。いい会社ってなんだろうか。一説によると楽して稼げるところらしい。お金がたくさんもらえるところらしい。たくさん学んで多くの知識をつけた先にあるのは、その知識をまったく使わず楽して生きていける未来。なんのために頑張っているかわからないよ。楽するために学ぶのか。じゃ、もうそんなのやらなくていいだろ。勉強なんてやめちまえって言いたい。点数なんてクソくらいって言いたい。お金なんてクソくらいだ。お金で買える夢なんて、誰かに依存しないと叶わないクソみたいな、ゴミみたいな夢なんだから。好きだけど全然出来ないこと、わからないけどめっちゃ興味があること、そんな叶わなそうでワクワクすることを追いかけられる生き方ってすごく魅力的だ。
バイバイ、また明日ねって言える、言われるこの毎日が幸せなのかもしれない。何気ないことなのに、今日すごく優しい、温かいオレンジ色の気持ちに包まれた。たったそれだけで、その一言だけでヒトを幸せに出来るってすごい素敵なことなんだと思った。実は誰かを幸せにするってすごく簡単なことなのかもしれない。それに気づくことがただただ難しいだけかもしれない。難しすぎるから多くの大人が気づかないんだろうなと。
思いは招く。
心の持ちようなのかもしれない。何もいらない。ただそう思う。思い込むだけで、目の前の景色が変わっていくのかもしれない。思いが変わった瞬間、瞬きをした次の瞬間、目に飛び込む世界は輝きを放ち、綺麗なオレンジ色の気持ちに包まれらのだろう。