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今年も【帰ってきたラーニングバー2024】に参加してきました!

ラーニングバーとは?

ラーニングバーとは、「共に食べたり飲んだりしながら、リラックスした雰囲気の中で、真剣な議論や学びが交わされる場」です。

①聞く
②聞く
③聞く
④帰る

ではなく、

①聞く
②考える
③対話する
④気づく

というプロセスで、ほかの参加者の方と一緒に学びを深めることができます。

ラーニングバーに関する書籍の感想も記事にしているので、よければご高覧くださいませ!

ラーニングバーのテーマと流れ

今回のテーマは「”マネジャーになりたくない問題”の本質とは何か?」です。「マネジャーになりたくない問題」に悩むクライアントと、その解決を任されたコンサルタントが、それぞれご登壇され、どのように課題解決していったのかをお話ししていただきました。

わたしは今、社会人2年目であるため、今回の「マネジャーなりたくない問題」はドンピシャのテーマというわけではありませんが、わたしもいつかはマネジメントする側になる可能性が少なからずありますし、マネジャー当事者ではないわたしだからこそ、感じられること・学べることがあるのではないかと思い、参加を決めました。

当日の流れはこのような感じです。4時間〜5時間ほどですが、どのパートも大変楽しくて充実していたので、体感1時間でした(笑)

⓪受付・ウェルカムドリンク
①主催者によるご挨拶と趣旨説明
②クライアントによるご講演
:企業説明と「管理職になりたがらない要因」の仮説
③ドリンクバー・ラーニング
④コンサルタントによるご講演
:定量的な調査から見る「管理職になりたがらない要因」
⑤ドリンクバー・ラーニング
⑥コンサルタントによるご講演
:定性的な調査から見えた真の要因とその解決方法
⑦ドリンクバー・ラーニングおよび質問タイム
⑧中原淳先生によるラップアップ

学びのまとめ

以下、ご講演を聞いて、わたしが学んだことと感じたことです。

◆ 定量・定性調査によって真の要因が見えてくる

→今回のコンサルタントのみなさんは、まず、クライアントが立てた「マネジャーなりたくない問題」の仮説要因から疑い、「調査からやりましょう」と強く提案した点がすばらしいと思いました。そもそもクライアントが立てた仮説要因の奥に真の要因が隠されているならば、いくら依頼どおりの解決策を実行しても、不発に終わってしまうでしょう。クライアントの依頼どおりのコンテンツを提供することは簡単ですが、コンサルタントとして果たすべき仕事は、調査によって組織に眠っている真の課題をあぶり出し、クリティカルな解決策を提案することなのだと改めて感じました。真の課題をあぶり出すという点が、一番難しくて時間も手間もかかる部分ではありますが、そこをおろそかにしてはならないということですね。

◆ 調査の際、問いは工夫する。調査の意図が、調査対象者に直接わからないようにする。「マネジャーになりたいですか?」とベタに聞かない。

→調査対象者がどう受け止めるかを想像せずに調査を進めてしまうと、正直な結果が見えてこないうえ、ラポールが切れてしまい、課題解決が余計に難しくなる可能性があるなと思いました。「ベタ」がいいのは、油絵とよしもと新喜劇だけですね。

◆ マネジャーになりたくない要因は数え切れないほどにあり、それが複雑にからみあっている=スパゲティ状態。したがって、過度な一般化はせずに、自社の問題を丁寧に分析して解きほぐすことが大切。

→これはマネジャーになりたくない問題に限らず、すべてのテーマにおいていえることだと思います。組織が抱える問題とその要因は百社百様。コンサルタントはその組織に寄り添った課題解決を考える必要がありますね。
また、コンサルタントもクライアントも「他社であのやり方が成功したなら、この会社でも成功する」と安易に思ってはいけないなと思いました。


また、今回の講演や対話を通して、マネジャー経験者の中で「マネジャーになってよかった」と感じている人はかなり多いということがわかりました。わたしは「マネジャーになってみたい派」なので、同世代の若手ビジネスパーソンに「マネジャーは罰ゲームじゃないよ!」と伝えていきたいと思います!(笑)

おわりに

今回のラーニングバーも、おいしい食事と飲み物、そしてほかの参加者の方との充実した対話により、楽しく学びを深めることができました。

ひよっこ社会人のわたしとも対等な目線で対話をしてくださった参加者のみなさま、心理的安全性の高い場をつくってくださった運営陣のみなさまにも感謝です。ありがとうございました。

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