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#153 分析と分解と再構成・・転換点

おはようございます。fumioです。
今日のお題もヘンテコですね。「分析・分解・再構成」、これは、高齢者の相談を伺っているとき、「面談」の作業です。

■お話の分析
 相談に来る方は、いくつかのことを一緒に考えてしまうとか、知らないことを知らないとか、情緒的に納得できないとか・・いろいろな状態で「頭と気持ち」が思考できない状態です。
・お金の問題
・病気の問題
・距離の問題
・家族の問題
・気持ちの問題
この5つの問題がどのように、からみあって、思考停止になっているのかを私は理解します。(ここまでは、これまでnoteで綴ってきたことです)

また、相談援助職の方やお話を伺く同業の方でも、これができない方もいるので注意が必要です。

※もし、家族の方が私と同様のことを整理したいとお考えになるのであれば、A4の紙に横に上記の5つ項目、縦に相談者の自分、他の人、優先順位と表をつくり書き出すことをおすすめします。

気持ちを吐き出すことができますので、大事な作業と思います。

■内容の分解
 これは、ちょっと専門性と客観性が必要です。
上記の5つにウエイトをつけます。そして、相談者の方が難しいことだと思います。理由は、「相談者の方(たち)の主観やことばにしたくない(できない)感情がある」からです。
毎度登場しますが、以下の内容です↓

この主観やことばにしたくないことは、相談をお聴きする私(たち)にも生じていることがあります。

さらに、相談者、その家族、関係者、相談を伺う私(たち)の中にも発生することなので要注意なことです。

※相談を受ける私の経験では、親の介護でも「義理の立場」になるとこの主観が少し外れる印象があります。

私(たち)は、その語られる内容を
・お金の問題 (お金の使われ方、就労の有無、どのくらい使えるか、お金 に関する価値観など)に分解
・病気の問題 (高齢者の病気がいくつあり、何が影響しあっている、医師の見立て、受診、自分の病気、家族の病気、身体的な課題など)分解
・距離の問題 (相談に来た方の物理的な距離、使える時間。家族の方も同様に)分解
・家族の問題 (配偶者、お子さん、兄弟、親、甥など)の身元引受人、この相談に影響を及ぼす登場しない人物の有無など)の分解
・気持ちの問題 (相談者の気持ち、相談している高齢者への気持ち、関係する他の家族等への気持ち)の分解

という具合に更に分解していきます。

 因みに、概ねこの作業は、相談を伺いながら同時に行います。

■分解したものを再構成する
 多分、私が一番得意で意識していることです。そして、制度やルールや「相談されている高齢者、その家族」の相談先の機関の癖(限界やLocalルール)があり、家族の方には難しい専門性もあることだと思います。

 この再構成は、一緒に創っていくも(高齢者、家族、関係者)です。だから、分析と分解までは、その相談場で展開されますが、この「再構成」は時間をつかって、高齢者と家族の変化により、私(たち)の寄り添い方も変わってきます。

 再構成その1、相談された方の高齢者などのhistoryと相談者のstoryについての振返りと、相談者が「見えているもの」はこの「画」になりますね。と確認を入れます。・・・相談されている家族が相談にきた内容を「再構成」して確認すること。

 再構成その2、その1を踏まえて、私の再構成した「画」を伝えます。

 そして、今後の展開を時間で表したスケジュールと行うことをその2の内容を、更に、一緒に『再構成』していくことを確認していきます。

■相談場面のことがnoteでつづることが多いこと
 このnoteでかなり同様の内容をタイトルを変えて、綴り続けるのは、この初動の対応から今後への展開が一番大事に私が「意識」していることを改めて感じることと、「相談内容」を家族の方が一番「ことばにして吐露(本音)」を語ってくれる瞬間であること。

 一番大きな「相談頂いているお話」の「転換点」になると思っているからですね。

 毎度、同じ話と感じる方もいると思いますが・・・。同じなんですが、同じじゃないです。100人いれば100通りのお話と切り口と学びと、なんとなくの支援の変化を相談者の方の意識も変わっていることがわかります。

 今日もお付き合いありがとうございます。そして、良き日に(^^)/

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