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NPO設立&フリースクール運営、不登校支援のこれまで④仲間が集まればNPO設立出来るのか

不登校になり1年が経過。

学校へ行かせたい気持ちはまだありましたが、将来もこの先も、まずは元気に生きていてくれる事が大事だと思うことがたくさんありました。

コーチングを学ぶ中で、たくさんのコーチたちに出逢い、私へ、何度も、何度も、『本当はどうしたい?』と問いかけ続けてくれました。

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今思うと、この時コーチングを学んでいて素晴らしい仲間たちに出逢えたからこそ、不安でどうしていいか分からない状況でも、話を聴いてくれて寄り添ってくれて、前に進み続けることが出来たのでしょう。

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学校ではない日中の居場所、ここにいていいんだと思える場所があったらいいな。


我が子以外にも必要としている子がいるかもしれない。

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そう思い、居場所作りをするための情報収集をし始めました。『フリースクール』ではなく『居場所』で検索をすると、定期的に開催している方はおり、気軽に始められそうと思った一方で、もう少し保護者の視点として学校のようなところに通っていると思いたい、思える場所にしようと名前は『フリースクール』を入れようと考えました。

調べる中で、フリースクールを名乗る基準みたいなものは特にありませんでした。でも教員免許もない、カリキュラムも、教育指針もない、ただの母親が作ったフリースクールで後々訴えられたりしないかと不安もありました。しかし、資格を取ったり場所を借りたりあれこれ準備をするよりも、1日も早く、居ていい居場所を作りたかったので、予定より半年前倒しでフリースクールを開設しました。

これは今になってこの時開設していて良かったと思っています。私の住む市では任意団体であった期間も含めて2年継続して運営していたフリースクールへの助成金があるということで、あともう少しというところまで来ています。

また、様々な教育や運営に関する知識の理解も深まっていきました。フリースクールを運営するために上記以外の助成金などは当時はほとんどなく、フリースクールの参加費が高く感じていてもそれはフリースクールが儲けている訳ではなく、運営する方々の最低限の人件費など活動費用なのでした。

不登校の子どもたちの居場所作りをしている方々は、そんな状況の中熱い想いも持って活動を継続していて下さり改めてとても尊敬すると共に、不登校になった家庭側へも、それを支援する側へも、もっと行政の支援が行き届いたらいいのにと、強く思いました。

そして、意を決して開催日時を決め、フリースクールを開設!!!元々知り合いだった友人の子どもも不登校だったりその友人が紹介してくれたりと、不登校の子が身近にいた事にも気づきました。

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継続してフリースクールを運営していましたが、来る子は自分たちの子どものみ、もしくは1人、2人、のことがほとんどでした。

賃貸物件などの場所を借りるお金は無かったので、公的な施設の地区センターを利用しました。1人、2人でも、娘たちのみでも部屋の使用料金はかかりました。(娘たちも誰も来ないのなら行かないと、私ひとりで一日過ごしたこともあります...)
ほかのフリースクールへ通って出費になると考えたら、部屋の使用料金で出費になるのと同じだろう、、、(と苦しかったけど、少し強引に)考えを持ち続け、どうにか続けよう。どうにかプラスマイナスゼロにはしようと続けていました。

母のネットワークは広く、友人が紹介してくれたこともあり問い合わせは来ました。ホームページやSNSを見て、知らない人もメッセージをくれました。『不登校になってしまって困っている』『行く場所がない』『学校からは何も案内とかは無くて、自力で探してきた』など、私が経験したことと似たように困っていたり不安な親御さんからのメッセージは届き続けました。

しかし、見学は数回、行けたら行こうと思うとメッセージがあっても、なかなかフリースクールへ来ることにはならず、利用している人数は数人のままでした。


フリースクールを開いた、家では無い場所で自分の娘たちも過ごしている訳ですが、他に来ている子とあまり交流することも無く、私との会話、私への要望、私からのお願いを聞くことがほとんどで、『社会と交流できる場も必要』という気持ちで作ったフリースクールでしたが、私と娘たちにとっては距離も変わらず家にいる時と変わりなし。心の中で『私の元を離れて、ほかの人たちと過ごす時間を作って欲しい』と、近くにい続ける娘たちに、正直に言うと、イラっとしてしまうこともありました。

そんなこともあり、お金も、気持ちも、続けられないと何度も思いました。


パート先の上司が『何があったら続けられる?』と聞いてくれたことがあります。
気持ちはどうにかやり過ごすことは出来たし、想いは変わらなかったので、何があったら?は『資金があったら』が答えでした。

上司は寄付の支援をしてくれました。

やっていることへの理解も、支えようとしてくれる気持ちも、有難く、どうにか子どもたちのためになる活動へ進めていきたいと強く思いました。

通ってくれていた子のお母さんとは古い仲でした。子どもの支援を大切に考えていて、それに共感する仲間がたくさんいました。『同じような気持ちの人達が集まるから来て欲しい』と言われ、今まで不登校は少数派で誰にもわかって貰えないと思っていましたが、そんな共感できる人達がいるならと思い、集まりに参加しました。

そこは、素敵な人たちの集まりでした。

私が最近理解し始めた不登校や教育について、社会や世の中について、もっと前から大切に思い、もっと前から活動をしていた人達で、『私だけじゃなかったんだ』ととても心が震えたのを覚えています。

はじめましてのその日から、一日一日、お互いの活動を応援しながら、活動に参加出来る時はしたり一緒に出来そうなことは協力したり、ちょっとずつ、一歩ずつ、進む道を確認しながら仲間になっていきました。

この時の出逢いがなかったら、きっと私1人では出来なかった活動だったので、とてもとても、感謝しています。

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