ダイエット遺伝子検査のとおりダイエットしたら人生一健康になった話
※2021年11月17日の移植記事です。
自慢ではないけれど、私は体重10キロ前後の増減を何度も繰り返している。ストレスを抱えるとすぐに『過食』をしてしまうからだ。コロナ禍で在宅ワークになり、さらに引っ越し作業ワンオペという怒涛の昨年を過ごした私は見事に12kg太った。三十路を越えての12kg増は色々とキツイ。そんな私の赤裸々なダイエット事情の話。
ダイエット遺伝子検査の話だけ読みたい人は「ダイエット遺伝子検査」まで飛んでください。
なんでそんなに太ったのか?
原因は在宅になり家から出なくなったこと。さらにストレスで『過食』になったこと。いつもチョコレートをほおばっていたこと。もはやデブになるべくしてなった。常にお腹が満たされていることで安心感があった。口の中が甘いだけで幸せだった。砂糖は麻薬よりも中毒性が高いらしい。
引っ越し前(2020年9月頃)までは「ちょっと太った?」くらいで済んでいたのだが、引っ越し後に事件は起きた。誰がどう見ても明らかなほど太った。コロナ前に着用していたスーツ(5号・身長150cm)が太ももの真ん中で止まってしまう。お尻まで到達することすら不可能になった。体重計に乗ってみたら目ん玉が飛び出るほどの数字が表示された。私の記憶よりも9kg重いのである。
私の体重を守っていたのは "通勤” だったらしい。7㎝のピンヒールを履いて家から会社までの往復。たったそれだけの運動が私の体重を維持していた。またコロナ以前はどちらかというとあんまり食べない人だったのもある。1日トータルしたら明らかに3~5倍量の食べ物を摂取していた。
外出する度に「周りの人からデブだって思われているんじゃないか」という不安に襲われた。精神衛生上とってもよろしくない。私はダイエットすることを決意した。
巷で噂のダイエットに迷走した
巷でダイエット効果があると言われているありとあらゆるダイエットに挑戦したら3か月でさらに3kg増えた。・・・え?そんなことある?なんで?
インスタグラムでダイエットアカウントを作成して情報を収集し、「これをやったらマイナス5kg」とか「本当にこれだけ」みたいなやつやってみた。そしたらさらに太った。今考えると食事内容を見直したりだとか、運動量を変えるとかそういうことしてないから当たり前なんだけど。
デブっていうのはまず思考がもうデブ。動きたくないの。楽したいの。寝て起きたら脂肪が溶けててほしいの。そんなことありえないのは人間30年近くやってるからわかってるのに。
上記ダイエットについては、私には合わなかっただけで、人によっては効果があるんだと思う。私には合わなかっただけで。ちょっと食事を抜いたら痩せる二十代とは違うんだなと思い知らされた。
ダイエット遺伝子検査
その後『ZUMBA』や『リングフィットアドベンチャー』などの運動を取り入れたが、何をしてもうんともすんとも動かない体重に飽き飽きした私はダイエット遺伝子検査をしようと思い立った。今思うと初めからダイエット遺伝子検査をしておけば迷走せずに済んだのに。
様々なダイエット遺伝子検査があるけれど、私は『遺伝子博士』という検査キットを選んだ。他社との違いは33通りの検査結果があるということだ。そんなに細かく分類してくれるのであれば信憑性高そうだと思ったので、さっそくポチッとした。
検査のやり方は簡単だ。Amazonや楽天でキットを購入し、検査用綿棒で口の中の粘膜を採取、検査センターへ送付するだけ。結果が出るのに2週間前後かかるけれど、それ以外特に手間も面倒もない。検査結果もウェブ上で確認できる。ダイエットに迷走している人はぜひ一度やってみてほしい。脂肪を分解するサプリなんか飲むよりよっぽどタメになると私は思う。
待ちに待った検査結果
サンプルを提出して2週間、ようやく検査結果の通知メールが届いた。私のダイエット遺伝子は『下半身ぷよぷよ筋肉不足カバさん』だ。
ここまでで気づいた人はいるだろうか。私の体質は世にはびこる様々なダイエット法は遺伝子的に合わないということに。迷走期は太るべくして太ったということに。こんなに努力が報われないことがあるもんだなぁと感心すらしてしまった。
『遺伝子博士』はそのほかにも食生活やライフスタイルの面でもアドバイスをしてくれる。
私はこの検査結果にびっくりした。ストレスで過食になることも、下半身デブだから痩せても体重よりも太く見えることも、胃腸が弱く過食と拒食を繰り返していることも。全部遺伝子レベルで定められていた宿命だったのだ。許すまじ遺伝子。
検査結果が出てから、私がしたことはプロテインを飲むこと、アプリでPFCバランスを管理、ジムで本格的な筋肉トレーニングを始めた。するとみるみるうちに体重が落ち、現在(2021.11時点)で7kg減に成功した。あと5kg残っているが、ガチの筋トレを行っているためか以前着ていた5号のスーツもすんなり入るようになった。体重ではなく筋肉量と体脂肪率が大事なんだなと身をもって痛感した。
結論、正しい食事管理と運動
これには目を背けたかったよ。できれば楽したかった。でも、太る前からダイエットしろっていうくらい楽できない体質なんだもん。しょうがないよ・・・。
こんな当たり前のことを言いたくないけど、ちゃんと食事管理して、ちゃんと筋トレしたら、本当にきれいに痩せられる。体重自体はまだ以前よりも重いけれど、見た目は明らかに引き締まったヘルシーな身体になった。本当に食事管理と筋トレは裏切らない。
筋トレしてる人が口をそろえて「筋トレいいぞ」っていうのは、結果が出るからっていうのと、筋トレを辞めたら今までの努力が失われる恐怖と常に戦っているからだと思う。「脳筋って宗教じみてて嫌だな」なんて思ってた私自身が今「脳筋」になってしまっている。努力して苦しい思いをして育てた筋肉が失われるなんて考えたら、そのほうがもっと苦しい。だからたんぱく質をしっかり摂取して、最低でも週2でジムへ行く。
「努力しててえらいね」なんて褒められたりもするけれど、これはある種の ”強迫観念” ではないかと思ったりしている。それでも、ちゃんとダイエットしようと決意して行動に移した自分は偉かったと思う。
どんなに辛くてもこれからも私は目標としている体型まで、”ボディメイク” を続けていく。