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転職記録3:職務経歴書

お願いだから、全社会人に職務経歴書を書いて欲しい。
そして半年に1回、少なくとも1年に1回は更新し続けて欲しい。
転職をするしないにかかわらず。
自分が頑張ったこと、自分の介在価値を記しておくと、こんな頑張ったんだな、実はこんな成果あげてたこともあったよな、を客観的に見れる。自己肯定感が、少なくとも私は上がった。

職務経歴書を書くステップをメモしておきたい。
1:いつどの部署に所属したのか、業務は何か。
2:「介在価値」を書く。
3:介在価値を「数字」にする。
4:転職先の仕事に合わせてカスタマイズする。

1:いつどの部署に所属したのか、業務は何か。

所属部署など当たり前にわかりそうなものだが、
年を取れば取るほどわからなくなる。
正式部署名すら忘れるので、過去の名刺は1枚ずつ取って置いて欲しい。
そして業務。
携わったこと、関わった人たち、完成したものしそうなものを全て書いて置いて欲しい。いざ転職、となった際にはいくらでも割愛できる。
覚えているうちに書き留めて置いて欲しい。

2:「介在価値」を書く。大事。

成果とは
・どのくらい会社に貢献したか。
・何を変えたか、どうやって行ったのか。
・上記二つは、どんな人と、どんなことをして成し遂げることができたのか

「良くなっても悪くなってもどっちかは結果論。何かを変えるアクションを取った人が評価される」
私のいた会社で、私の上司には、そう言われた。
だから全ての会社には当てはまらないし、変えることが難しい会社もあると思う。でも、きっと仕事している以上、自分が介在することで何か変わったことはあるはずと思う。工程数を減らした、議事録をちゃんと取り始めた。なんでもいい。ちょっと変えたこと、ちょっとでも上司や誰かに「いいね」「ありがとう」と言われたこと。なんでもいい。
ないよ、と思ったら、「介在価値はなんだろう」と思って目の前の仕事を見てみてほしい。「介在価値出してやる」って思って3時間くらい働いてみてほしい。そしてそれを書いて置いてほしい。
結果は今すぐには分からなくて、結果が出る頃にはその工夫や頑張りは全て忘れてしまってると思う。でもその頑張りがとても大切だし、その積み重ねが自己肯定感になってくから。

3:介在価値を「数字」にする

何か変えてみたら、数字化してほしい。明確にはきっと出せないから、推定でいい。
工程数を減らすことで一人一週間30分削減できた、が分かったら、
全体の人数z人×年間約50週=30分×z人×50週、で一定の削減工数が出る。
議事録をちゃんと取り始めたのなら、その議事録を見返すシーンを思い出してほしい。きっと「前回何話したっけ」「休んだ時に何話してた?」があるはず。思い出す時間や、休んだ人へのインプット時間をざっくりでいいから数字にしてみてほしい。正確じゃなくていい。「フェルミ推定」でいい。
社外の人に伝えるには、数字にしないと何も伝わらない。
ここまでを、半年に一回やっておくといざ職務経歴書を提出する際に楽だと思う。私は一切やってなかったから思い出すだけで苦労したし、数字化もできなかった。

4:転職先の仕事に合わせてカスタマイズする。

ここからは、「転職しよう!」て思った時にすること。
半年に一回更新していれば、かなりな行数になっていると思う。
それはそれで温存して置いてほしい。未来のために。
そして今回。次応募する転職先に向けては別で編集してほしい。
転職先の担当者も暇じゃないし、その人の全てを知りたい訳でもない。
「今募集しているポストで活躍できそうな実績があるか」を知りたいだけ。
なので、もし全くの未経験の仕事に挑戦する時でも、ちょっとでも何か共通点を探して(極力近い過去で)そこだけを厚めに書いておく。
厚めとは、今まで書いてきた、「介在価値」と「数字の実績」両方記載する。他の部分は思い切って「1行」に削ぎ落とす。
(でも面接で突っ込まれた時のために、覚えておいて)
そして可能であれば、社外の誰か、エージェントや友達に見せてほしい。
自分では論理的に書いているつもりでも、案外主語が抜けてたり具体が見えてこない文章だったりする。
「全く自分を知らない誰か」に読んでもらって評価してもらうのだ。
3分で理解してもらえない文章ならその時点で採用されない。
若干恥ずかしさがあると思うが、どうか、第三者に見せることは最後の仕上げとして行ってほしい。

ここまで書いたら、自分の行動、成果が少し見えてきたのではないか。
例え評価としてお給料に反映されてなくても、未来の誰かが評価してくれるはず。自分が積み上げたことは裏切らないし、自分だけしか語れないこと。
この職務経歴書が自分が頑張ってきた証になる。
あなたが頑張ってきた証を評価してくれる会社と、
一緒に仕事できることを祈っている。


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