デジタルの世界。
「おはようございまーーす。」
昇降口で遠くまで響きわたるような大きな声で先生に挨拶し、学校の中に入って行く息子😊
本当に、気持ちの良い挨拶❣️
小学校に入学してから長い期間、不登校であった。外にも出ず、泣いたり、暴れたり…
そんな子が、あの透き通るような声で挨拶し、学校に通えるようになるとは、想像もしていなかった。
今日までの間、この子をたくさんの方々が支え続けてくださった。驚くようなタイミングでいつも誰かが手を差し伸べてくれる。本当に感謝しきれない。
本人は苦しくて苦しくてしょうがなかっただろうが、支えてくださった皆さんは共通して息子を信じてくださっている。
その、気持ちを感じ、諦めそうな母はいつも思いを新たに、子育てに向かい合う✨
様々検査して、読み書き障害ではない息子。しかし、読み書きが苦手…
入学後、すぐに「読めん!」「書けん!」と、教室で過ごす事が苦しくなった。
次女が読字障害の私は、ピン!と来るものがあった。学校に相談しても先生たちは、「とても頑張っておられますよ。」と優しくはぐらかされる…
何故なら、上手く読めるし、綺麗に書けるのだ。様々な経験上、人に迷惑をかけないし、あえて問題にしたくない
タイプの子供なのであろう。
度々学校に出向き、特性について説明し支援を求めるが、成績は人並み。友達とも上手く過ごせる息子。
『学校にとっての問題行動』は無し。
でも、学校での授業は息子にとって問題だらけだったのだ…
予想していた通り、ついに学校に行けなくなった。学校に電話し、しばらく休ませたいと相談した結果の返事。
『教頭が毎朝、迎えに行くと言っていますが、どうでしょうか?』
「迎えに来てもらっても、行かないと思いますが…」
「……。」
学校に理解を求めて来たことは、何ひとつ伝わっていなかった…
そう言う問題ではないんだよ〜💢
書けるし、読めるけど、鉛筆と紙での勉強が苦しいんです!!! 体と心が受付ないんです!!
手で文字を書くというのは、これから社会に出てから必要になってくるスキルである。なので、ある程度できるに越したことはない。
しかし、これから増えて行く学習量。書くことに労力に使うよりも、内容の定着にエネルギーを!
現在、ストレスが下がり学校に通えるようになったのにはデジタルの力がある。
場面によっては、紙と鉛筆で。
しかし、多くの場面でタブレットを使うようになった。ノートテイク、作文、読書、計算ドリルなどなど。
計算ドリルなどは、タブレットに取り込んだドリルにペンで書き込んで行く。同じように書いているが、タブレットだとストレスが低いらしい。
息子にとって心地良い世界、感覚がデジタルの中にはあるらしい。
ある日、調べ学習をまとめたパンフレットを国語で作ることになった。先生は、入力で出来るようにテンプレートを準備して下さった。
しかし、息子はあれだけ入力することでストレスが減ると言っていたのに、今回の課題はあっさり「手書きでしたいです!」と。
よくよく聞くとそこには理由があった。ノートテイク、作文のように思考しながら書く作業と書く内容が決まっているものを綺麗に書いていくことは、全く違う作業なんだとか。
なるほど!
タブレット、手書き、それぞれを選んでいけるようになったこと。これも凄いこと❗️
自分の状態を感じれるようになって来ている❣️
息子のその力が伸びて来たのには、やはりデジタルの力が大きいと私は思う。
苦手だからと、学ぶこと情報を得ること、自分に向き合うこと、様々を遠ざけて来た息子。
タブレットを学びの場で使える環境になり、今まで止まっていた学びが再び動き出した。
プログラミングとも出会い、表現することにも挑戦するようになった✨
今日もパソコン教室での姿を嬉しく眺めていた❤️
パソコンの画面を前に先生と意見を交わしあったり、笑い合ったり、実に楽しそう❣️
デジタルの世界で息子は生き生きと過ごしている。そのワクワクが今度はリアルの世界でも感じられるようになってきた。
デジタルとリアルの世界を上手に行ったり来たりしながら、成長して行くんだろうな〜
素敵だなぁ😊
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