汝、のっかってみよ
ここのところ、髪の調子がいい。根元には縮毛矯正、毛先にはデジタルパーマがかかっているわたしの髪は、よくパサつく。外出前のヘアオイル塗布が欠かせない。
それが最近まとまりやすくなり、助かっている。
このあいだ美容院でトリートメントしてもらったからだけではなく、新しく使い始めたヘアミルクのおかげでもあると思っている。素人判断ながら、そのヘアミルクを使うようになって、髪のまとまり具合が変わった。
でーん、オルビスの『エッセンスインヘアミルク』である。
いっとき、SNSで評判となった商品だ。オルビスは通信販売と直営店を主販路としていると思い込んでいたのだけれど、近所のドラッグストアで取り扱いがあることを知り、買ってみた。いろんな人からも「これいいよ！」と聞いていたので。
結果、髪がしっとりする。これまで使っていた某アウトバスヘアオイルと同じくらい、あるいはそれ以上のまとまりぶりだ。もともとがパサつきやすい髪質なので「とぅるん」とはいかないものの、手触りもなめらか。はっきりと効果を感じる。
しかし、お値段は3分の1である（ボトル1320円、詰め替え1100円）。な、なんて賢い子なの……！
ピンク色のボトルもかわいいし、香りがない仕様なのも嬉しい。いや、香りがあるヘアケア製品も好きだ。けれど、香り立ちの強いものは他のアイテムとの組み合わせに悩むことがあるのだ。
総じて、とてもいい商品だ。たぶんわたしの髪には合っているのだと思う。しばらくこれを使い続けよう。出合えてよかった。
わたしはへそ曲がりなので、巷で流行っているものがあると聞けばなんとなく避けてしまいがちだ。直木賞・芥川賞受賞作品に手を出すのも遅くなりがち。
でも、よい評判にはのっかってみるものだと、こういうときこそ思う。妙なあまのじゃくさが、快適な生活と心の豊かさを奪うこともある。ほどよくミーハーでいることも、楽しく生きるためには必要なのかもしれない。