ふきの葉っぱのペペロンチーノ
実家の畑の裏手に、野生のふきが群生している
場所がある。
春のはじまりに、まずはフキノトウを摘み、
天ぷらにして食べるのだが、摘み残した
あのかわいらしいフキノトウが伸びると、
ふきになるということを知ったのは、かなり
大人になってからで、この景色を見たときは、
かなりの衝撃だった。
(野生のフキの群生地)
子供のころは、母の手伝いでふきの筋とりをした。
母は、先に端っこをちょっとずつ一周むいて、
全部をもって一気にむくというやりかた。
いっぽう私は、チマチマと1本ずつむくやりかた。
茎をさっと塩茹ですると、鮮やかな黄緑色に
変わるのをみるのが好きだった。
これは今も変わらない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
葉っぱのこと。
もし、葉っぱつきのふきが手に入ったら、
ぜひ作ってみてほしいおすすめがある。
なるべくこまかくみじん切りにして、
オリーブオイルとにんにくと塩で炒めるだけの
葉っぱのペペロンチーノ。
これを作っておくと、
お味噌とみりんを混ぜて、ふき味噌にしたり、
それを焼きおにぎりにのせて焼いたり、
ひき肉と一緒に炒めてパスタにしたり、
ふきの苦みをたのしむいろいろな料理ができる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで私は、フードロスの問題への意識を高
め、楽しく取り組むサルベージパーティーとい
う活動の中で瓶詰部という部活をやっている。
捨てずに使ってみるという想像力を
サルベージパーティは
たいせつにしている。
いつもだと、たくさん作って瓶に詰めて、
友達にくばるのだけど、
今はそれができないから、
家族で食べきれる量を、
ちょっとだけ作った。
このペペロンチーノは、
ふきの葉っぱでなくても、
大根や蕪など、どんな葉っぱでもおいしいので、
捨てずにたのしんでみてほしい。。。です!