相談することが苦手な私、原因は3つあった。【相談できない人の心理】
こんばんは。コハルです。
前回の記事では自身の体験を踏まえて、『不登校と受験』というテーマで記事を投稿しています。↓
その際、私自身が受験したくない思いを親へ伝えることが出来ずに、大学受験をすることになるのですが、「相談できるスキルがあれば違ったのかもしれない」と書きました。
そこで今回は、自身の体験や内面の分析から、相談ができない要因を考えていこうと思います。もしかしたら、私以外の『相談できない人』にも当てはまるかもしれません。
私が考える、相談までの道のり
私が考える相談までの道のりは以下の通りです。
①自分自身の考えや感情に気づく
↓
②問題解決の手段として「相談」を選ぶ
↓
③考えや感情の整理(まとめる)
↓
④相手に伝える(言語化)
↓
⑤相手の反応をキャッチする
考えてみると色々なスキルの組み合わせで成り立っている気がします。
この手順を踏まえて、私自身がどの段階で、どんな風に困難さが生じているのかを考えていこうと思います。
1.自分の『気持ち・考え』に気づくことが苦手
一つ目に浮かんだのは「感情に気づくことの困難さ」です。
上記では「①自分自身の考えや感情に気づく」に該当します。
幼い頃から周囲に合わせて協調することが得意だった私。
『自分の気持ち<空気を壊さないこと』
が習慣化していくと気持ちの抑圧が癖になり、より一層気付きづらい状態になってしまいます。
大人から見れば『良い子』なので、大人の正解に合わせることで褒めてもらえる。
褒められたいから、より行動が強化されていく。
しかし、合わせ過ぎるあまりに「自分はどうしたいのか?」「どう思っているのか?」が分からないくなっていきました。
こうなると自分の中に湧き起こる負の感情(恐怖・不安・悲しみ)に気付きづらく、問題として扱われない危険性があります。そして、「相談する・助けを求める」ことへ繋がりづらさが生じていくと考えられます。
2.「相談してもいいんだ」と思えない
これは「②問題解決の手段として相談を選ぶ」に該当します。
自分自身の気持ちをキャッチできたとして、その問題や課題を「他者に頼りながら解決へ導く」ことを選択できない点です。
問題・課題が生じた場合の選択肢はいくつかあると思います。
相談する、一人で頑張ってみる
我慢する、放置する、などなど。
私の場合は2つの要因があり、「相談」を選べないと分析しています。
①否定的な認知が関与している
「自分なんかが頼ってはいけない」
「相手の時間を奪う気がして申し訳ない」
「迷惑をかけてしまう」
これらの言葉は、相談しようか迷った時に私の中に生じる考えの一部です。
今でこそ、これらの考えを認識することができていますが、認識が難しい段階では『自分ではよく分からない。でもなんか相談しづらい』そんな状況に陥っていました。
これらの考えは『自動思考(automatic thought)』と呼ばれています。
ある特定の場面において、セリフのような形で出てくる瞬間的な考えや、映像のようにパッと出てくるイメージのことで、必ずしもネガティブなものとは限りません。
相談に繋がりづらい方の中には、「自動思考」が関与している可能性があるということです。
②頼った時に上手くいかなかった体験(親とのコミュニケーション)
子どもにとって、コミュニケーションや問題解決能力を学ぶ場所は、家庭や学校だと思います。特に親との関係性は土台になっていきます。
私の場合、両親との間に『頼ったけれど上手くいかなかった体験』がいくつも存在しました。
例えば、
・悩みを相談すると「大丈夫だよ。気にし過ぎ」とだけ返され、悩んでいる心情をキャッチしてもらえない。
・フォローが必要な時は突き放される、自分自身で解決したいときは関わってくる。
私としては両親を頼りたいけれど、上手くいかない。親の対応にモヤモヤするけど、なんでモヤモヤしているか当時の私にはわかりません。
日常の中での小さな積み重ねですが、確実に両親へ相談する機会は減っていきました。
相談スキルがないと、『生きづらさ』を感じやすい。
3つの要因から相談することが苦手になった私。
noteで投稿するようになり自分自身の過去を振り返った時に「相談できていれば違ったかも」と思う瞬間がいくつもありました。
学生時代もそうですが、社会人になり職場でのコミュニケーションが必要になった時にも私の相談できない性格は支障をきたします。
先輩が「困ったことがあったら相談してね!」と声をかけてくれても相談へのハードルは高いもので、出来ないやつだと思われることが怖くて相談できずにいました。
相談できないことで、問題が山積みになる⇄自己嫌悪の繰り返しです。
今回、「相談」をテーマにしようとGoogleで調べてみると、ビジネスでは「相談力」、福祉では「受援力」というキーワードが出てきました。家庭内、社会のどこにいようとも、必要で大切なスキルなんだと思います。
次回の記事では、私自身が相談スキルを身につけるまでの道のりを振り返り、「相談スキルを育むために必要な環境とは?」を考えてみたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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