「筋トレ」が節約を加速する
前回の記事でも書いたように、「給料の額とは労働力の再生産に必要なお金(経費)である」と『僕たちはいつまでこの働き方を続けるのか?(木暮太一)』中で述べられています。
年功序列の給与テーブルになっているのは、年を重ねた人は一般的に子どもの教育費や家族の住宅費が増える傾向にあるから。
お仕事が大変になると給料が増えるのは、ストレスを解消するのにお金がかかるから。労働時間が長ければ疲れて外食も増えるだろうし、タバコや酒もやりたくなるだろう。だからその分のお金をあげるからまた仕事頑張ってね、という理屈です。
この考え方が的を得ていると思っているので、昇進だろうと長時間残業だろうとお給料をたくさんもらうような働き方はしたくないなと思っています。
私なら労働力を再生産するために暴飲暴食してしまうから。マクドナルドが大好きなので、残業が多い生活になったらたくさん通うようになるでしょう。夜遅く帰ってきて夜マックの倍てりやきマックバーガーとポテナゲ大をコーラで流し込んで爆睡する生活。うーん、ホント最高だな。
最高な暴食を繰り返し、数年後ブクブクの歩く悪玉コレステロールのような姿になっても会社は健康診断の数値を元に戻してはくれません。「労働力の再生産」分のお金をくれるだけで将来かかるであろう医療費はその勘定に入っていないのです。「そんなの自己責任だよね」。
高給取りになっても、長い目で見ると健康を害してしまう上にせっかくのお金も結局失ってしまうんじゃないか。踏んだり蹴ったり!泣きっ面に蜂!逆一石二鳥!やだ!おがた残業やだ!
残業絶対しないマンの私ですが、最近社内であったToLoveるが原因でしばらく長時間労働と休日出勤に駆り出されることが確定してしまいました。なんていやな確定演出でしょうか。若い・(家が)近い・独身の三拍子が揃ってしまっているので当然かもしれませんが、まさか最前線に駆り出されるとは思ってなかった。
しかしピンチはチャンスです。ここでストレスに身を任せることなくコスパよくストレス解消できれば実質手取りが増えるチャンス。疲れているからといってファストフード、もとい脂肪・糖・塩分の生活習慣病三銃士に甘んじてはいけないのです。
ではコスパのよいストレス解消法はとは何か。
5秒考えて答えが出ました。それはズバリ、筋トレです。
筋トレはストレス解消になるのは自明です。ストーカー気質のモラハラ先輩からのねちねちメールを何通受信しようと、家に帰ってバーベルを持ち上げればすべての思考がゼロになる。Re:ゼロから始めるアフターファイブ。レムちゃんもびっくりのベンチプレスが終わったらプロテインを飲んで風呂入って寝るだけ。夜はもちろん快眠。
食生活だってラーメンやファストフードを食べる気にならない。せっかく筋トレしたんだからと脂質を制限するようになる。頭の中は一日に何グラムたんぱく質を摂取したかの一点のみ。鶏卵、鶏むね、ブロッコリー。これらを効率よく食べようと思うと自ずと自炊中心になる。
たいした費用をかけずにストレス解消でき食生活も改善できてしまう「筋トレ」が、私たちの節約を加速させること間違いなし。これがダイレクトマーケティングだ。
夏を迎える前に割れた腹筋を拝みたい。Tシャツ一枚で映える胸板をつくりたい。だって男の子だから。
本当はジムに通いたいけど、それより歯が痛いから今は歯医者に通いたい。おがたでした。