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楽に生きる 3 元気な未来のための増薬。辛い今を耐えなくてもいいんだよ。
「精神科に行ったら薬漬けにされてずっとやめられない」
「薬は増える一方で減ることはないから飲まない方がいい」
って話、されたことありませんか?
それも医療従事者じゃない人から。
わたしはよく言われました。
親からも友達からも生命保険のレディからも。
その言葉を受けて、薬を増やすくらいなら今この苦しみに耐えよう。しばらくしたら治るだろうし。
と、思ってました。
でも正直、ぜんっっぜん治らなかったです。
今年の2月から夜になると鬱になるようになって、黒いメガネをかけてるように目に入るものも頭に浮かんでくるものも全てが「ダメだ、、かわいそう、つらい、苦しい」って受け入れられず生き苦しいったらありゃしない。
でも増薬は怖かったから、疲れてるだけなんだろうな、休めばきっと良くなるよな。
と思って、医者に増薬を勧められても、「家で休んでみます」とだけ言って増薬してもらわなかった。
でも、ダメだったんだよね。
5か月も休養してるうちに、自分のことを「休んでばっかりのダメな自分」って思うようになった。
良くなるために、薬には頼らずにゆっくり休もう。
って、前向きな穏やかな気持ちで休み始めたのに、ぜんっぜん良くならないし、鬱のわたしのことを周りの人は煙たがるしどう扱えばいいのかわからず困惑してるし、挙げ句の果てには「いや、わたしのほうが辛いわ」とか言われるし。
鬱の時のわたしに「わたしの方が辛い」って言われると、「あ、この人はものすっっっごく辛いのに頑張ってるんだ。大丈夫かな?倒れないかな?」って心の底からその人が心配になります。
でも、その人ピンピンしてます。
全然倒れそうにありません。
なんかテレビ見ながら笑ってます。旅行の計画立てて楽しそうです。
………え、全然辛そうじゃないじゃん?
「わたしのほうが辛い」ってなによ、寝てるだけで死にそうなわたしよりも辛いってどんな状況かと思ったら旅行でウキウキできるってどゆことよ
なーんかもう、バカらしくなりました。
辛いのに耐えるの。
薬のこと批判する人って、薬飲まなくても生きていけるからだよね。
思い返せば、風邪ひいたときに自然治癒力に任せて治してみたら2週間もかかった。軽い風邪だったのに副鼻腔炎にまで悪化してかなり辛い思いした。
それからは絶対初期の段階で風邪薬を飲むようにしたら数日で落ち着いて快適な日々に戻れた。
それと同じ!
精神薬も辛い時は増やしてもいい。
その分、苦しむ時間が減る。苦しむ時間が減った分、余裕のある心で前向きなことを考えられて、うつ抜けになるきっかけに出会う可能性が高くなる。
ただただ苦しみに耐える必要はない。
「増える一方で減ることはない」って薬を知りもしない人の偏見に振り回されずに、
「苦しい今を乗り越えるために増やそう。良くなったらどんどん薬を減らそう。」
ってしっかりと自分の味方になって声をかけてあげたい。
ps.薬を増やしたら夜の鬱が和らいでめっちゃ生きやすくなった!
しばらくはよろしくね。
前向きなうちに心地いいことたくさん増やして鬱抜けしてこ。
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