レディファースト
多様性、という言葉が定着しつつある。
いや、時代の流れ的に定着するだろう。
もしくはとっくの昔に定着していたか。
現在はそう
男だったら、とか
女なんだからか、とか
なんで結婚しないの、とか
そういったことが軽々しく言えない時代。
社会で声高に言おうものなら容赦なく潰される。
これは面白い。
誰もが思い描いた「平等の世界」に進んだら
適応できない人が次々に不満を漏らし始める。
私たちは同じ時間を生きているはずなのに
歩いている所は全然違う。歩き方すら違う。
エネルギー満タンで走り続ける人もいれば
コスパ・タイパ重視で切り替える人もいる。
歩き疲れてしまって木陰で休む人もいれば
どこかが壊れてしまって動けない人もいる。
いないんだよね
歩幅を完全に合わせて歩ける人なんて。
と
気付いた人は歩く。自分のペースで。
・・・
そりゃあ、結婚なんかしなくなるよね。
好きな人と一緒に歩く、まではいいよ。
お互いがそれを求めているんだから。
でも、好きな人の親類縁者がすべて好ましいか?
っていったらそんなことはないわけで。
さらには、地域の風習?しきたり?
ある地域では、男が台所に立ったらいけない?
ままま、マジですか。
「結婚は人生の墓場」って言葉
かなり前からあったけど、こういうこと?
歩幅の合わない集団と無理に歩くからってこと?
そりゃあキツイ。ストレスで禿げちゃう。
かくいう私は「多様性」容認派だよ。
まあ、とはいえ
今の時代が多様性をいくら求めていても
絶対にそれを認めない人はたくさんいる。
「〇〇は良い!」「〇〇はダメ!」って。
それはそれで、いいと思う。
多様性を否定するのは個人の自由。
そこにケチをつけるなんておこがましい。
・・・
ええと、長々と前置きをしたけど
今回言いたいのはこれ
レディファーストについて。
今の時代
レディファーストなんて馬鹿らしいと思う?
男性が女性に気遣いするのは愚かな行為か?
私はそうは思わない。
男性が先立って
ドアを開けたり
椅子を引いたり
重い荷物を持ったり
パートナーの無事を確認したり
これはね、男性がやったほうがいいと思う。
理由は二つあってね。
①はまあ、分かるよね。力があるほうが
重いものを持つっていう理屈。シンプル。
外敵への対処だって向いているはずだし。
②なんだけど、ちょっと補足説明するね。
男性って、目の前の問題をクリアしたいのよ。
ひたすらゲームやってる男性って多いでしょ。
あれはもう、クリアが単純に気持ちいいのさ。
MISSIONっていう響き、凄く燃えるんだよね。
で、要は男性にMISSIONを与えるわけだ。
「女性をスマートにエスコートするべし」と。
(はあ?なんで俺が)とか考えちゃいけない。
だってこれはMISSIONなんだから。遂行せよ。
大丈夫、慣れたらクセになるから。
あと女性って「自分のために」
何かをしてくれる男性をとても好むらしい…
らしい、っていうのはほら、私は男性だから
そこのところイマイチ理解できないんだけど
どうやらこの感性は女性のほうが強いみたい。
ああ、あくまでも「自分のために」だからね。
女性が望んでないことを張り切ってやっても
あんまり喜んでくれないみたい。これ大事ね。
そういったわけでレディファーストってのは
男性の求めるモノと女性の求めるモノが合致
していると言えるわけさ。win-winだね。
・・・
多様性、男女平等が叫ばれる今の時代だけど
一部の形式はまだまだ必要なのかなって思う。
なんでもかんでも「個人の自由でーす」じゃ
人と人って遠ざかる一方だと思うんだよね…
いや、くっつくのが最高だとはいえないけど。
多様性容認派の私は
結婚システム容認派でもあるわけで。
ぶっちゃけると嫁と仲良く過ごしたいわけで。
仲良く過ごすためにも良い形式は利用しよう!
そういったことが伝わればいいなと思います。